週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 4/2
2013/3/25更新

「読みに集中」タイガーをパット開眼!
させた親友プロの助言とは

 キャデラック選手権に勝って今季2勝目、米ツアー通算76勝を飾ったタイガー・ウッズは、その勝因を「ある親友からのパッティングレッスンだ」と告白。

 その親友とは、同大会でタイガーに続き2位に入ったスティーブ・ストリッカー。ツアー通算7勝、3月13日現在の世界ランクは8位。パット、アプローチの名手として知られる46歳のベテランだ。  

「スティーブは僕のストロークのクセを熟知しているので、見えないものが見えるような的確な助言をくれる。それがきっかけとなって好調なときの気分に戻れるんだ」とタイガー。

 「タイガーはいま、パットする際グリップを少し強く握ることによってハンドファーストになることを避けようとしている。それらをアドバイスして、彼がライン読みだけに集中できるよう、ストロークを正しいものにしてあげたいだけ。でもあれだけの選手にいろいろ助言するのは、本当はイヤなんだよ」(ストリッカー)。

 ストリッカーとのつきあいはタイガーが15歳の頃からで、お互いに言いたいことがいえる仲だという。「ストリッカーはもともと人望の厚い人ですが、タイガーが彼を真の友人として慕っているのは例の09年スキャンダルから。タイガーはあの事件で仕事、名声、家族をなくし、多くの取り巻きも去っていった。そのなかでストリッカーだけは友情を絶やさなかったんですよ」(TV解説者・佐 渡充高氏)

 タイガーは「彼は世界一のパット名手。今年は5試合しか出ないというから、スケジュールが空いたらサポートしてもらおうと思っている。困っているときはお互いさま。それが真の友達ってものだろう」とジョークまじりに話す。ストリッカーも「給料いっぱ いくれるんなら、教えてもいいよ」と返した。

 キャデラックでのタイガーのパット数は100打で自己最少。タイガーに、この世界一の「アドバイス」が続けば、あと6勝と迫ったサム・スニードの持つツアー最多勝利記録82も、意外と今季中に到達するかもしれない。

 
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