週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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ご利益有りむら？
有村が奇跡起こしたコースにモニュメント寄贈

東名CCがパワースポットかしらん

　有村智恵がアルバトロスとホールインワンを同じ日に達成したのは昨年のスタンレーレディス初日のこと。“3万年に1度”の奇跡を記念し、このたび有村が舞台となった東名CCにクリスタルモニュメントを寄贈した。

　昨年の大会初日「ホールインワンより難しい」といわれるアルバトロスを8番パー5で達成した有村。16番で今度はホールインワンをマークすると、喜ぶというより「信じられない」と茫然。

　同一プレーヤーによる同日アルバトロス＆ホールインワンはもちろん日本女子ツアー史上初。その奇跡の記憶を形にしたのが、有村がコースに寄贈したモニュメントだ。

　重さ20キロの水晶の原石を使用した記念碑の除幕式が行われたのはスタンレー開催直前の11日。一緒に展示されるスコアカードを感慨深げに見直した有村は「さすがに同じ奇跡を起こすことはできないけど、これからも記憶に残るプレーがしたい」と力強く抱負を口にした。

　現在、有村はツアーのイーグル数ランキングで森田理香子、福嶋浩子と並び1位。1年前の奇跡が「どんなときもチャンスはある」と思わせてくれるという。「アルバトロスは無理かもしれないけれどイーグルはもっともっと獲っていきたい」

　ちなみに水晶は「幾多の困難を乗り越え成長するためのパワー」を秘めているそうで、寄贈されたモニュメントは今後、東名CCのフロントに飾られ、“パワースポット”として来場者に「奇跡のお裾分け」をすることになる。

　
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