週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 5/29号
2012/5/21更新

佐賀で見つかった
サラゼンから宮本留吉への手紙

 ジーン・サラゼンと宮本留吉という、ともに1902年生まれの伝説のゴルファー同士の友情が、ひょんなことから発覚した。




 サラゼンから宮本に宛てた2通の手紙が佐賀県有田町の原田金廣氏宅で発見された。原田氏は武雄・嬉野CCの元総支配人で、77年に宮本を招聘した時に「自分は既に老齢(当時78歳)なので、弟子の杉原輝雄を連れて行こうと思う」という申し出があり、それ以降、杉原と親交を深めることとなった。

 1985年に亡くなった宮本の形見として譲り受けたキャディバッグに宮本あての手紙が入っていたという。原田氏は来月、新宝塚CCで開館する杉原輝雄記念館に移管する品々を探索中だった。

「一緒に譲り受けたもののなかでも、特に留吉さんが29歳のときのスウィングや、ウォルター・ヘーゲンや安田幸吉などの名手とのエキシジョンマッチのフィルムは、杉原さんから『これは貴重な品だから大切に保管をしておけ』と言われました」(原田氏)。

 サラゼン直筆の手紙は84年8月2日と85年2月12日の日付。「Dear Tommy」で始まるその文面は、前者はサラゼンが日本滞在時にプレーしたコースの感想や、そのときは血圧が高かったのを心配してもらったが、いまは平常値に戻ったこと。そして、日本のゴルファーがなぜアメリカでよい成績が出せないのか不思議である。たぶんキャディとのコミュニケーションの問題ではないかという意見を述べている。

 後者では、やはり日本人プレーヤーがアメリカで結果を残せないのが残念だという記述。しかし、トミー・ナカジマは素晴らしいボールヒッターだ。そしてオカモト(Nakamotto と表記されているがたぶん岡本綾子だろう)は素晴らしい。彼女は強くなると確信している、といった内容が書かれている。共に最後には「Your old friend GeneSarazen」とある。

「杉原プロの遺品を調べていたら手紙を発見した。何かの縁を感じる」と原田氏。宮本の遺品も杉原記念館への移管を考えているという。

 
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