週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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他の組のスコアが覗けるカートに運転手付きまで。
ユニークなカートサービス登場

運転手付きカートでシャンパングラスも傾けられる

　ゴルフ場にとって、乗用カートで他コースとの差別化をはかることはもはや難しい。だが、アイデアは凝らせばあるものだ。国内屈指のリゾート・川奈ホテルと、人気パブリックの千葉よみうりCCがそれぞれのニーズに応えた、ユニークなカートサービスを開始した。

　溶岩台地の上に客土して造られた川奈ホテルのゴルフ場。大谷光明設計の大島コースにはカート道路も敷設され、乗用カート利用のセルフプレーになっている。

　いっぽう、C・H・アリソン設計の名コース、富士コースは、いまもキャディ付きの歩きプレーが基本。起伏に富んだダイナミックなコースだけに、中高年のゴルファーが歩いて回るのはかなりきつく、「カートに乗って回れないものか」との声もあった。

　そんな中高年のゴルファーの要望を反映して誕生したのが5人乗りのカートに専用運転手が付く「リムジンサービス」だ。4月1日から1日5組限定、1台2万円の追加料金で利用できる。さらには有料で、シャンパンを予約することも可能。“セレブ感”たっぷりなのだ。

　千葉よみうりは2年前から、ナビ画面にスコアを入力・表示（ホールアウト後にスコアカードに印字される）させるシステムをカートに搭載していた。この3月、その機能をグレードアップ。他の組のスコアも、互いにリアルタイムで表示することが可能になった（20人まで）。「現在はグロスのスコアのみですが、近いうちにネットスコアも表示できるようにしたいと思っています」（林一郎支配人）

　ほかの組の途中経過がリアルタイムで表示されるので、コンペでは順位争いに熱がこもることだろう。

　
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