週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 3/13号
2012/3/15更新

ツバ吐きのスロープレーで
メジャーチャンプのブラッドリーが怒られた


(写真上)怒られちゃったブラッドリー/(写真下)大丈夫のジョンソン

 米男子ツアー、ノーザントラスト(2月16~19日)。試合のほうはビル・ハース(29)、フィル・ミケルソン(41)、キーガン・ブラッドリー(25)の3人のプレーオフ(優勝はハース)で盛り上がったが、敗れたブラッドリーに米国内で大きな批判が巻き起こっている。

 それはTV中継で何度も映し出された“ツバ吐き”。ほとんど毎ショット、打つ前にやっていて、非難の声が上がった。米テレビキャスターのデニス・ピュー氏が「彼のスロープレーとツバ吐きは何とかすべきだ」と噛みついたのだ。

 が、非難の内容はツバ吐きより、ツバ吐き行為によるスロープレーのほうにウェートが置かれている。その証拠に4位タイになったダスティン・ジョンソンも、複数回、ツバを吐く姿がTVに映ったが、ピュー氏はそちらのほうはお構いなし。ジョンソンはツバを吐くことでスロープレーになっていたわけではないからだ。

 結局、ブラッドリーは「長い間の習慣で……。やめるようにがんばりたい」とツイッターで謝罪する事態に。ただ、「やめる」とは言い切っていない。

 これが日本ならば「行儀が悪い」だけでは済まされないだろう。

「野球の大リーグでもベンチではガムや噛みタバコをやりながら、バッターボックスに立つ前もペッペッとやるでしょう。それは誰からもマナー違反などと非難などされません。日本とは“文化”が違うからでしょう。というのも、日本では野球のグラウンドやゴルフコース、特にグリーンなどは神聖な場所だからです。野球ではグラウンドに入出場のときは一礼するでしょう。米国ではそんな姿を見たことはありません。日本人はその神聖な場所にツバなんか吐いたらバチがあたる。そんな感覚なんだと思いますよ」と語るのは、米国の大学に野球留学経験もあるTV解説者の川田太三氏。

 ブラッドリーは昨年の全米プロチャンプで米国期待のひとり。今後の振る舞いに期待したい。

 
【関連記事】
2012/ 2/21 メジャーチャンプ・ブラッドリーや石川遼も使う中尺パター。1度、試してみたいのだが…
2011/ 9/13 青マクロイ&ブラッドリー、赤タイガー、紫サンダース…勝負色は生きるための祈り?
2011/ 9/13 全米プロの活躍で「殿堂入りした」ブラッドリーの中尺パターに禁止の声、再燃

バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト

ゴルフ会員権情報
ゴルフダイジェストの会員権情報です