> 雑誌・出版情報 > BACK 9 WEB
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 7/22号
2008/7/10更新
“商品価値”未だ衰えず。
石川遼の契約、一気に4社増で計13社に

 全身が広告塔に化した感がある石川遼だが、シーズン途中にもかかわらず、続々と新しい契約が舞い込み、スポンサー契約、CM契約など、その数は13の企業と団体になった。まるで“歩くF-1マシーン”さながらの石川遼の契約の内幕は―。


6月末にはハウス食品とも契約。 まだまだ契約は増える?

 6月28日、石川遼は、カレーでお馴染みのハウス食品とコマーシャル出演契約を結ぶ記者発表に出席した。

 契約金は、推定で1年1億円の2年契約だが、この契約は、石川遼がコマーシャルに出演するだけではなく、石川遼が推進する「ジュニア育成プログラム」をハウス食品が全面的にバックアップするという条件も含まれている。

「ゴルフで得たものはゴルフに返す」という言葉が好きな石川遼にとって、同社がジュニア育成に理解を示したことが契約締結の大きな動機になったようだ。

 これで、石川が1月のプロ転向後に企業、団体と結んだ所属契約、用具使用契約、スポンサー契約、コマーシャル契約等は13社目となり、契約金の総額は25億円を上回ると推定されている。

 プロ転向後、最も注目されたのは用具契約をどこのメーカーと結ぶかだったが、ふたを開けてみれば、結局小学生時代から石川遼が愛用していたヨネックスに落ち着いたように、石川遼の契約は、金額よりも、義理とか人情という情実が優先する傾向が見られる。

 ヨネックスの倍近くの契約期間と金額を提示したメーカーもあったようだが、それを退けての選択だったことでも、いかに義理・人情のウェートが大きいが推測される。

 契約先は、パナソニック、トヨタ、全日空、NTTドコモ、ロッテ、日本コカコーラなど屈指のビッグカンパニーにならんで、全国信用金庫協会がある。さらにこの1カ月の間にハウス食品の他、アーク・クエスト、エスプリライン、新学社といった、あまり聞きなれない計4社が契約先に加わった。

 全国信用金庫協会は、石川の父・勝美氏が現役の信金マンで、その関係での契約。勝美氏が勤める埼玉縣信用金庫組合では、「石川遼グッズ」を拡販材料として作ったり、同協会のコマーシャルと歩調を合わせる企画も登場している。

 エスプリラインは、「スピードラーニング」という英会話CDを販売している会社で、石川遼が杉並学院に通うようになったとき、父が「通学の時間を無駄にしないように」とそのCDを買い与えたという縁があった。

 新学社は、月刊家庭用学習教材「ポピー」を出版する会社で、小学校1年生から中学3年生まで塾代わりに使用していた。

 アーク・クエストはコラントッテ(磁気健康ギア)を製造・販売する会社。石川遼はこれをつけてプレーに臨むという。

 ハウス食品の契約発表は横浜市内で行われたが、石川遼はその当日、場所を千葉県野田の練習場に移動し、ヨネックスと共同で立ち上げた「ヨネックスジュニアゴルフアカデミー」の発足式に出席。さっそく11人のジュニアにレッスンを行った。

「遼の『マスターズで勝ちたい』という夢を私たち家族と一緒に本気で応援してくれる方たちとお付き合いしたい」とかねてから勝美氏は語っていたが、これからの新たな契約には「ジュニア支援」もキーワードになりそうだ。

バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト

ゴルフ会員権情報
ゴルフダイジェストの会員権情報です