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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 11/13号
2007/11/1更新
LPGAのファン向けクレジットカード
他カードに比べ一番お得なのはどれ?

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は、今月、オフィシャルファンクラグ「LPGA CLUB」を発足させるとともに、同クラブの会員証を兼ねたクレジットカードの発行を開始した。ゴルフ団体では、既に日本プロゴルフ協会(PGA)、関東ゴルフ連盟(KGA)もカードを発行、相当数のメンバーを獲得している。そこに新たに参戦したLPGAカードには、何か特別な特典があるのだろうか。


持ってるとちょっとステータスなゴールドカード

 LPGAでは、同ファンクラブ創設の目的を「LPGAを応援してくれるファンのために、LPGAならではのサービスを提供することで、ファンを拡大し、組織化していきたい」(広報)としている。

 そのため、メンバーにはプロとの各種交流イベントを始め、オリジナルグッズの割引や限定販売、提携ゴルフ場の優待、そしてトーナメント開催時のセッティングのままプレーできるといった特典を用意している。

 ただし、中心ターゲットを“団塊の世代”に置き、カードはUCのゴールドカードとしたため、年会費が1万6800円とやや高額。

 その分、提携ゴルフ場(主にトーナメント開催コース)で利用できる1万6000円分の優待券(ただし、1回に使えるのは2000円まで)がもらえるのだが、それでも事務局では「多くの人が複数枚のカードを持つ時代ですから、さらに魅力的なサービスを考えなければ、他のカードとの差別化は難しいのかも知れませんね」と、更なるサービスの充実を探っている。

 それに対して、男子の「ザ・PGAクラブ」は、既に10数年の歴史があり、会員数は間もなく5000人に届くという。

「シニアプロが参加するゴルフコンペを全国各地で月に1~2回開催するほか、レッスン会など各種イベント、それから日本プロなどPGA主催のトーナメントへのボランティアに多くの参加があります」(PGA事務局)。

 参加型イベントを全国で継続的に開催することで、メンバーを確実に増やしてきたようだ。

 その他、オリジナルグッズの販売や自己負担なしでのゴルファー賠償責任保険加入(最高1000万円)等の特典が用意されている。

 また、全国100余のPGA協力コースで予約が取れたり、優待でプレーできる特典もあるのだが、それについては「普通に予約の取れなかったバブル期には喜ばれましたが、最近は多くのゴルフ場がネット予約できるようになりましたから」として、魅力的なサービスでなくなったことを認める。

 こちらの年会費は3150円(他に提携のJCBの年会費1312円を要する)。

 また、ゴールドカードに当たる「ザ・PGAプレミアクラブ」は年会費5775円(プラス、JCB年会費)となっている。

 もうひとつKGAが発行する「KGAゴルファーズカード」は、OMCカードとの提携。

 メンバーにはJGAオフィシャルハンディ取得の特典があり、会員数は既に「数千人です」(KGA事務局)とのこと。

 もともと主婦層に会員が多かったOMCが、男性会員獲得を狙って積極的に営業を進めていること。

 さらにKGA加盟ゴルフ場の協力があって、会員数を伸ばしてきたという。

 同カードには、他にゴルファー保険(賠償責任は最高1億円)、ゴルフメーカー直営店での10パーセント割引、二木ゴルフでの5パーセント割引といった魅力的な特典が付加されている。

 こちらの年会費は3150円(ゴールドカード会員は1万500円)。

 しかし、最近は年会費無料のクレジットカードが多い。

 そうしたなか、こうしたゴルファー向けのカード会員になることについては、「特典の中身と、実際それを使うのかを良く吟味することでしょうね」

 とアドバイスするのは、『クレジットカード・サバイバル戦争』などの著作がある消費生活評論家の岩田昭男氏。

 岩田氏によれば、ゴルファー保険は既に持っているカードの特典になっていることがあったり、または簡単に申し込めるケースが多い。

 実際に役に立つサービス内容かを、きちんと検討することという。

 まずは、見極めを!

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