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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 7/24号
2007/7/12更新
目指せ藍ちゃん、遼くん!谷原秀人も開催。
小学生の競技会が増加傾向に

 小学生ゴルフ大会=7万8000件、中学生ゴルフ大会=7万5000件、高校生ゴルフ大会=5万1800件、これらの数字はグーグルでそれぞれの単語を入力、検索をしてヒットしたWEBページの件数だ。もちろん大会数やゴルファー人口と比例するわけではないが、小学生ゴルフに対する関心が熱を帯びているのは間違いない。

 ジュニアゴルファー人口は年々その裾野を広げている。つい最近までジュニアゴルフ大会といえば、高校生が中心で中学生ですらそのオマケといった感が否めなかった。ところがここ1、2年の間に小学生だけを対象に開催されるゴルフ大会が目立ち始め、どの大会も盛況だ。小学生ゴルファー急増の背景には、女子ツアー人気があるのは確か。以前は、子どもがゴルフをする動機としては親の勧めがほとんどだったが、メディアでの露出が増えるにつれ、自分からゴルフを始めたいと言い出す子どもも多くなってきた。

 こういう流れをうけてこの夏も各地で小学生大会が開かれる。

 全国の先陣を切って開催されたのは、沖縄パブリックゴルフ協会主催の「第2回沖縄キッズゴルフ大会」(7月7日、許田CC)だ。宮里3兄弟や諸見里しのぶを輩出するなど、ジュニアのゴルフ熱がもっとも高い地域、また、参加費2000円(プレー費含む)という手軽さも手伝って108名もの参加者が集まった。

 出身地である広島県福山市で小学生大会を初主催するのは谷原秀人だ。大会名はずばり「谷原秀人ジュニアクラシック」(8月6日、松永CC)。一昨年、米ツアーに参戦した際、日本と米国の環境の違いを痛感したのが大会を企画したきっかけで、「この大会を通じてゴルフの楽しさを知ってもらい、遼くんに続く選手が出てきてくれればうれしい」と期待を込めて話す。 すでにプロゴルファーとしては横尾要の、「全国小学校選手権横尾要カップ」が開催されているが、谷原もこの動きに続くものだ。

 地域興しの一環として「全日本小学生ゴルフ大会」(9月16日・LPGA、JGC共催)開催に名乗りを挙げたのは福島県富岡町だ。小学生ゴルフの「甲子園」を目指して昨年からスタートしたこの大会は、2年目となる今年、「沖縄キッズゴルフ」や「谷原秀人ゴルフクラシック」など各地で行われる小学生大会に併催を依頼するなど、全国8地域で予選大会を実施、文字通り全国大会としての体裁が整った。

 また、今年で10回目を迎える「ゴルフダイジェストジャパンジュニアカップ」(8月20日~24日)では、今年からリトルジュニア(小学生)部門を新設したが、こちらは受付開始後わずか30分で枠が埋まってしまったほどの大人気だ。

 一方、アマチュアゴルフの総本山JGAは、今年初めて「全国小学生ゴルフ大会」(11月25日、茨城GC西コース)を開催するが、この大会は参加費、プレー費とも無料とした。これを受けて、各地区ゴルフ連盟が夏休み期間中にそれぞれ小学生ゴルフ大会(地域によってはさらに県レベルの大会を実施)を行い、上位者に全国大会出場権が与えられる。この流れが進めば、日本人初のメジャーチャンプはいまの小学生世代から生まれるかも知れない。

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