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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 5/8・15号
2007/4/26更新
クラブ、ボールの次は小物で飛ばす!
《全身飛びグッズ》作戦を各社が展開

 そんなに飛ばしてどこへ行く、は古い交通標語だが、ことゴルフに関しては飛ばせるだけ飛ばしたい。とはいえ自分の努力やSLEルール適合クラブで5ヤードも10ヤードもよけいに飛ばすのは至難の業。そこに登場したのが、シューズやグローブ、そしてソックスなどの「飛びグッズ」だ。


スウィング機能アップのポジションゼロ

 最近のゴルフ用品の売れ筋は「飛びグッズ」。昨年発売されたミズノの『バイオロックプラス』グローブは20万枚、『IGスパイク』は10万足とそれぞれ販売目標の200パーセントを売り上げた。3、4万程度売れれば大ヒットといわれているカテゴリーだけに、これは驚異的な数字。

 また、2002年に発売されたダンロップの5本指ソックス『フィンガーファイブ』は、それまでもコンスタントに売れていたが、昨年、中嶋常幸が「5ヤード飛ぶようになった」と話したことからさらに火がつき現在も欠品状態が続いているということだ。

 こうした背景の影響か、今年に入って、各メーカーから続々と「飛びグッズ」の新製品が発売されているが、ブリヂストンの『飛びスパイクII』が1.5倍、『飛びグローブ』が2倍と目標を大きく上回るペースで出荷されるなど「飛びグッズ」の勢いはさらに加速している。

 シューズから始まり、グローブ、ソックスとアイテムを増やしてきた「飛びグッズ」は、ウェアにまで広がっている。

 自然に背筋が伸びスウィングの軸を感じさせてくれるル・コックの「クロスデザインコンセプト」に続き、今年はミズノからスウィング時の突っ張り感を軽減した「バーチャルボディデザイン」という新しいコンセプトのウェアが登場した。

 また、ダンロップの『ポジションゼロ』は、スウィング時の筋肉の動きをサポートし、パワーを出しやすくするインナーウェアだ。従来の機能性ウェアは、吸汗速乾性や保温性など快適さを重視してきたが、これからはスウィングそのものを向上させる機能も欠かせないものとなるかもしれない。

「飛びグッズ」が巷にあふれ、ゴルファーが飛びついたのはなぜなのか。どうやらSLEルールの影響も少なからずあるようだ。「全身で飛ばす」というキャッチフレーズで、いち早く「飛びグッズ」をラインナップしたミズノの担当者は、

クラブでの飛距離追求が行くところまで行って、さらにより遠くへ飛ばしたいというゴルファーの欲求に応えるために、他のジャンルの商品で飛距離を提案する必要があった」(広報宣伝課・西田維作氏)と明かす。

 また、「飛びグッズ」のなかには、プラス5ヤードとか6ヤードといった具体的な数値を示して、その効果をアピールしている商品もある。

 本当に宣伝文句通りの効果が得られるなら、費用対効果を考えてもまずこれらを試してみない手はないのだが。

 ミズノが公開しているテストデータによれば、9割近いゴルファーに「飛びグッズ」効果が認められ、その平均値はシューズで6ヤード、グローブで3ヤード、ウェアで3ヤードアップとされている。

 ちなみにこの数値は他社でもそう変わらない。それならば、シューズ、グローブ、ウェアを同時に着用すれば12ヤード飛ぶという理屈になるが、実際のところどうなのだろうか。聞いてみると、

「個人差はありますが、可能です」(西田氏)という答えが返ってきた。

 それでは、「飛びグッズ」がゴルフ用品業界の救世主となるかといえば、それには疑問符も。

「店頭に並べられる商品は限られているので、仕入れる場合にはどうしても目新しいものやセールスしやすい商品に目がいきます。一時的に売れたとしても真価が問われるのはこれからです。イメージではなく実際にお客さんが使って飛ぶかどうか。どのメーカーからも同じような商品が出てくれば差別化もできません」(ゴルフニューオーシカ・大鹿壽一社長)という。

 とまれ、「それぞれのグッズの効果は実際その人が使ってみなければ分かりませんが、自分にフィットするものを選んだ方がいいのは確か。これを機会にいろいろ試してみるのはいいことです」(プロコーチ・井上透)という声もあり、まずは手にとって試してみないことには始まらない?

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