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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/26号
2006/12/12更新
06年TV視聴率、藍ちゃん効果で
女子ツアー圧勝

 今季ツアーの人気・注目度をテレビ視聴率から振り返ってみると、改めて≪藍ちゃん≫効果の大きさを実感することになる。とはいえ、女子ツアーにはポスト宮里藍の胎動も感じられる。一方で、男子ツアーは片山晋呉に続く牽引車の登場が待たれる事態に変化はなかったようだ。

 まず女子ツアーの視聴率だが、今季、関東地区で日曜午後に最終日の模様がテレビ中継されたのは34試合、そのうち10パーセントを超えたのは4試合どまり、平均で7.1パーセントだった。

 同33試合中、17試合で10パーセントを超え、平均10.0パーセントだった昨年と比べると、2ケタ試合は大幅減、平均でも3割に迫る大きなマイナスとなった。

 個別に見ると、視聴率の上位には、IDC大塚家具レディス(1位13.1パーセント)、富士通レディス(2位11.4パーセント)、日本女子プロ選手権(3位11.3パーセント)など、やはり宮里藍が出場し、優勝争いに加わった大会が並ぶ。

 今さらだが≪藍ちゃん効果≫は視聴率にして3~4パーセントものパワーがあるようだ。

 しかし、そんななか、藍ちゃん抜きで唯一2ケタを記録したのが、横峯さくらが優勝した6月のニチレイレディスだった(4位10.5パーセント)

 また、諸見里しのぶがツアー初優勝を果たしたSANKYOレディースも8.0パーセントと高い数字を獲得している。これは明るい兆候だろう。

 これまでの女王・不動裕理vs宮里の図式に代わり、07年は女王・大山志保vs横峯&諸見里+韓国勢という図式でファンの関心を集められるかも。

 ところで、全試合の平均視聴率は7.1パーセントだったが、この数字に、業界関係者はどのような評価を下しているのだろうか。

「シーズン前は平均6~7パーセントと予想していましたから、私の予想よりちょっといい数字になりました。この数字は大したものですよ。藍ちゃんが登場する前の倍ですから。やはりツアー全体の魅力が底上げされたからでしょう。多くの固定ファンを抱える、週末の大事な放送コンテンツになったと言っていいのでは」と語るのは元テレビ朝日プロデューサーの三好康之氏(テレテック専務)だ。

 三好氏によれば、藍ちゃんに続けとばかり、高い目標を設定して努力する若手の選手層が年々厚くなり、そこから次々とスターの卵が生まれているのが今の女子ツアー界だという。

 07年は、これに上田桃子や飯島茜、ルーキーの有村智恵などの活躍が加われば、視聴率も上がることはあっても、さらに落ち込む可能性は低いと見ている。

 一方の男子だが、同じく29試合で7パーセント台が最高、平均は4.4パーセント(05年4.5パーセント)と低迷が続いている。しかも、皮肉なことに視聴率のトップは07年の開催中止が決まった沖縄オープンの7.6パーセントである。

「即効性を望むなら、新しい若手のスターの登場を待つしかありませんが、今こそ、将来を見据えてツアーの大胆な改革をすべきだと思います。リスク覚悟で、しかも海外のツアーとリンクする形で、世界における日本ツアーの価値を高める改革に着手してもらいたい」(三好氏)

 その点からすると、アジアンツアーとの共催である沖縄オープンの中止や、当初07年3月に企画されていた日本、アジア、欧州の3ツアー共催競技の頓挫は残念なところだ。

 しかし、06年の男子ツアーは1試合あたりのギャラリー数は1万5130人(05年1万5220人)で、05年からほとんど落ち込みがなかった。

 最近は選手、ツアー機構、そして主催者も、熱心にファンサービスに取り組んでいる成果もあったのだろう。07年5試合減という本格的な「冬の時代」を迎えた男子ツアー。今後の取り組みに注目したい。

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