週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/24

2013/12/17更新

「復興支援が最優先」
第２の故郷を想う藍ちゃんの１０００日

　３月４日に発生から１０００日を迎えた東日本大震災。今日に至るまで、ゴルフ界でもさまざまな慈善活動が取り組まれてきた。なかでも、高校時代を過ごした宮城が甚大な被害を受けた、宮里藍が１日チャリティイベントを行った。

　被災地のジュニアを対象に、自らも実践するメンタルトレーニング『ビジョン54』を伝えるイベントを実施。11年の仙台市（宮城）、昨年の郡山市（福島）に続き、今月１日には盛岡市（岩手）で開催した。

　「もう３回目。早いなという気持ちです。これからも、一人でも多くのジュニアにこういう機会を作ってあげられれば」と宮里。

　振り返ると、震災から１週間後の11年３月18日、自身のブログで「アメリカにいる日本選手で、何か協力して日米で取り組める事はないかと考えたところ、桃子と美香ちゃんと、協力して寄付金を集めようという事になりました」と発表。『まけるな日本』をスローガンに、上田桃子、宮里美香と共同で義援金募集活動を始める。年末には、インターネットなどを通じて集めた１５２６万円余りを、災害支援を行う公益社団法人に寄付した。

　同年７月の米女子ツアー、エビアンマスターズに勝つと、賞金48万７５００ドルのうち２０００万円を被災者のために寄付。９月には、03年にアマチュアで優勝を飾り、「今の私があるのはこの試合あっての話」と特別の思いを寄せるミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンに、５年ぶりに出場した。＂第２の故郷＂とのつながりは、これからも長く続く。