週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/24

2013/9/17更新

入れ替え戦イチ抜けは
メジャーチャンプ、イメルマン

　石川遼が生き残りをかけて戦うウェブドットコムツアーファイナル４連戦も残すところあと２戦。第１戦を制して＂イチ抜け＂を果たしたのは、トレバー・イメルマン。08年のマスターズ覇者が＂入れ替え戦＂に出ているのが驚きだが……。

　ウェブドットコムツアー（米２部ツアー）からＰＧＡツアーに昇格して来季のシードを獲得できるのは50人。そのうち25人は８月のレギュラーシーズン終了時点の賞金ランクで確定。残りの25席を争うのが同ツアーファイナル４連戦だ。この４連戦の出場資格は、同ツアーのランク75位までと、ＰＧＡツアーの１２６位～２００位（今季はフェデックスカップポイントと賞金ランクを併用）の選手１３２人。１部（ＰＧＡツアー）で戦ってきた選手と２部を主戦場にして来た選手が、来季のシードを巡って火花を散らすため＂入れ替え戦＂と呼ばれるのだ。

　初戦でイメルマンが勝ったことに象徴されるように、米ツアー５勝のジョナサン・バード、４勝のショーン・オヘアを筆頭に、選手層は厚く、３勝～１勝という経歴を持つ猛者がゴロゴロ。欧州11勝、米１勝のロバート・カールソンなども25席入りを狙う。

　日本からは石川遼ただひとりの参戦。ただ、もし25位以内に入れない場合でも、ＱＴには回ることはない。というのも、石川はランク１２６～１５０位以内のカテゴリーに入っており、その資格で出られる試合があるため。しかし、いまは残り２戦を全力で戦うしかない。日本10勝の底力を見せてほしい。