週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/17
2013/9/10更新

松山英樹の短い夏休み。
レポートも仲間の応援も

 今週開幕のフジサンケイクラシックでセガサミー以来2カ月ぶりに国内ツアーに復帰する松山英樹。ウィンダム選手権から2週間、「ずっとクラブ握ってないんすよ」と本人はいうが、さてどう過ごしていたのだろうか。


レポートもちゃんとやったっす

 米ツアーのシードを確定して、まるで凱旋帰国のように成田で記者会見に臨んだ松山英樹は、「自分の不注意ですが、少し腰を痛めてしまいました」と口にしていた。その後の2週間は、まずその腰の完治が最優先だった。経過は順調で、「もうなんともありません。もし治ってなかったら試合には出ませんから」と阿部監督も太鼓判を押す。

 腰の治療のほかは、一旦プロゴルファーとしての活動は休止して、普通の大学生としての夏休みを満喫したようだ。「レポートも提出しています」(阿部監督)と夏休みの"宿題"も完了。休みの最後は、東北福祉大ゴルフ部主将として、加古川GC(兵庫)で行われていた日本学生選手権の応援にも。阿部監督も「仲間と過ごすのがいちばんのリラックス」といい、一学生として"夏"を過ごしたという。

 国内の当面の試合スケジュールは、フジサンケイとANAオープンの2試合だが、これも10月から新シーズンがスタートする米ツアーをにらんでの出場。「米ツアーに向けてやることもあるので。どちらもそういうコースですから」と阿部監督はいう。確かにフジサンケイの開催コース、富士桜CCは距離が長くグリーンも高速、ANAの札幌GC輪厚Cはラフも含めてオールベントだ。もちろん、ただ米ツアーの予行演習のためにだけ出るのではない。「最後にいちばんになれたらいいですね」と松山自身がいうように、しっかり賞金を稼いで賞金ランク1位の座を盤石にしたいとの思いもある。賞金王になれば5年のシード権が獲得できる。米ツアーに専念するためにも、松山にとって大事な2試合になる。


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