週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 5/28
2013/5/21更新

ブンブン、モンティらが
殿堂入り

 世界ゴルフ殿堂(ワールドゴルフオブフェーム)には、顕彰するカテゴリーがいくつかあるが、今年、プレーヤー部門で選出されたのはフレッド・カプルス(53)、コリン・モンゴメリー(49)、ケン・ベンチュリー(82)の3人。


マスターズでも健闘したカプルス

 カプルスは86年に世界ランキングが発足したときの初の米国人1位。現在はシニアツアーのほか、レギュラーツアーにも参戦。今年のマスターズで13位タイと上位に入り話題に。メジャーはマスターズ1勝のみだが、"ブンブン"のニックネームでいまだ人気も衰えない。「シアトルの子ども時代、母親に5ドルもらって近くのコースで手袋もつけずにプレーしたのが原点。今日は人生でいちばんクールな夜だ」と表彰式で殿堂入りの喜びを口にした。  

 コリン・モンゴメリーはメジャーではプレーオフ2敗を含めて2位3回。メジャー勝利がない4人目の表彰だが、欧州賞金王8回(7年連続を含む)とライダーカップに8回出場して負けがない(6勝2分け)のが評価された模様。

 ケン・ベンチュリーは『ザ・ゴルフマッチ』(小社刊)にも登場するホーガン、ネルソンなどと並ぶ伝説の名手。64年全米オープン(灼熱のコングレッショナル)最終日、熱中症にかかり脱水状態で意識朦朧、ふらふらになりながら優勝したことでも知られる。引退後はCBSテレビでゴルフ解説を35年間続けた。現在入院中で、2人の息子が代理で表彰式に出席した。

 ちなみに、日本から殿堂入りしているのは、青木功、樋口久子、岡本綾子、尾崎将司の4人だ。

 
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