週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 10/16号

2012/10/9更新

小林の「28」もあったけど…
海の向こうでハーフ「25」が出ていた！

　ミニツアーを転戦する20歳の若者がハーフ「25」というスコアを叩き出した。

ピア・ニールソンのうたう「54」も現実に？

　彼の名前はトッド・ベーク。サンディエゴ州立大を中退し、昨年の冬にプロ転向。今年PGAツアーのQスクール（プロテスト）への挑戦が決まっている。

　ハーフ「25」が飛び出したのは9月16日。彼が仲間とサンディエゴ郊外のソルトクリークGCでラウンドしたときのこと。3339ヤードパー36のフロント9で3イーグル、5バーディの11アンダー、「25」をマークした。

　ちなみにPGAツアーでのハーフ最少スコアはコーリー・ペイビンの「26」（06年）。それを1打上回る大記録を達成したベークは「自分でも信じられなかった。いったい何が起きているんだ？　っていう感じ。仲間と賭けていたので、これ以上バーディをとったら強制的に帰ってもらうといわれたよ」と破顔一笑。

　残念ながら後半は2バーディ、1ボギーの平凡な内容で1アンダーの「35」。18番パー5でバーディチャンスにつけながら3パットでパー止まりだったため、夢の50台には一歩届かず、「60」でホールアウト。

「59のチャンスをふいにしたことの方が悔しかった。あんまり悔しがるので、友達から“お前、前半25出してるんだぞ”っていわれ、それもそうだと大笑いしたよ」（ベーク）

　今年は無名のレイン・ギブソンが世界最少スコアの55（29・26）をマークし話題になった。すべてのホールでバーディを奪い、54 を達成するピア・ニールソンの「54 ビジョン」が現実となる日も近い？