週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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年収240万円のデュバル、
10億円の豪邸が競売の危機

こんな時代もあったのに…（2001年全英）

　かつての米ツアー賞金王、（98年）世界ランクナンバーワンのデビッド・デュバル。タイガーの強力なライバルだった彼が現在暮らしているデンバー郊外（コロラド州）の豪邸が競売にかけられる危機というのだ。

　デュバルとスザンヌ夫人は05年に、銀行ローンを組んで1240万ドル（約10億円）の豪邸を購入した。ところが、そのうちの590万ドル（約4億7000万円）の返済が滞ったままになっているという。

　そのために銀行側は法的な手続きに入り、このまま返済に大きな動きがなければ、11月7日に競売にかける準備を始めたそうだ。ツアーの賞金だけでこれまで1900万ドル近く稼いだデュバルも、今季は予選通過2試合のみ。獲得賞金は3万ドルにも届かない。この先、よほどのスポンサーが現れない限り、銀行側が求める返済は不可能だろう。

　デュバルについては、この春に、地元のゴルフ場で行われるチャリティ活動に熱心に協力する姿が伝えられた。関係者によれば、9・11事件の犠牲者を追悼するロゴが入ったナイキ（かつてのデュバルのスポンサー）のポロシャツを必ず着て、チャリティに参加しているという。

　11年の全英オープンに勝って破産を免れたのはダレン・クラーク。42歳（当時）のクラークにできて、41歳のデュバルにできないはずはない。借金はゴルフで返すしかないぞ、デュバル。

　
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