週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 11/22号
2011/11/14更新

日本の殿堂はネット上のみ。
箱モノは当面ナシの寂しいもの




 昨年、ジャンボ尾崎が世界殿堂入りして話題になったが、日本には“殿堂”がないとして、このほど一般財団法人として「日本プロゴルフ殿堂」が発足した。

 発起人はPGA(日本プロゴルフ協会)、LPGA(日本女子プロゴルフ協会)、JGTO(日本ゴルフツアー機構)の3団体。主な活動は、年1回、偉業をなしとげたプロゴルフ関係者(来年2月に選考予定)を表彰し、記録、写真、使用用具などをホームページ上に展示するというもの。

「何年も前から、作ろうという話はあったが、各団体それぞれ思惑があって、話は進みませんでした。ともかくプロだけと限って3団体が声をあげたのです」(日本プロゴルフ殿堂事務局・斉藤氏)

 JGA(日本ゴルフ協会)が入っていないのは、それゆえ。では偉大なアマは表彰されない?「ゆくゆくはJGAも入ってもらえるとして、アマも表彰対象になるでしょうが、とりあえずはプロのみ」(選考委員・三田村氏)

 ただJGAの消息通は「01年にJGA100年記念のパーティで、プロアマを問わず50人を顕彰しているんですが、それとの整合性があるようです」

 ゴルフ殿堂と聞くと、立派な建物をイメージするが……。

「箱モノはお金がかかるし、展示物がなくては意味をなさない。それよりホームページ上にデータを集めて、その先に建物ができれば理想」(前出・三田村氏)

 活動資金の捻出は、広く会員を募集し、その会費でまかなうという。「外部理事に名を連ねる『森ビル』がどれだけ本気で支援するかでしょうね」(同氏)

 世界ゴルフ殿堂はワールドゴルフビレッジ(米国フロリダ州)にあって、その規模はゴルフ場3コース、ゴルフギアショッピングモール、ホテルなどを備え、文字通り“ゴルフの村”。

 比べるべくもない規模だが、日本もその端緒に立ったのは慶賀の至りというべきか。

 
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