週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 11/15号

2011/11/7更新

谷口にモテキ？
一匹オオカミを師と仰ぐ男子プロ急増！

　ブリヂストンオープンで、1年半ぶりに優勝を果たした谷口徹。最終ホールには、複数の選手が祝福のため待ち受けていた。これまで一匹オオカミのイメージが強い谷口だったが……。

　谷口の優勝にかけつけたのは、松村道央、武藤俊憲、諸藤将次、伊藤誠道くん（アマ）の4名。

　ジャンボ軍団、青木ファミリー、雑草軍団など、プロ同士が徒党を組んで一緒に行動したり、教えあったりすることが一時は流行ったが、その後、衰退。最近はチームタイガー、チーム遼など、心技体の各分野の専門家がプロをサポートする体制が主流だ。そのなかで、谷口を師と仰ぐプロたちが集う“谷口組”は異色の集団だ。

　ブリヂストン翌週のABCチャンピオンシップ練習日、谷口徹は、小田孔明と諸藤将次と練習ラウンドをしていた。

　諸藤「松村さんは来ないんですね」

　谷口「あいつは最近、つき合い悪いからな。破門や（笑）」

　43歳谷口の関西弁は、20代の選手には少々きつく聞こえるのだろう。諸藤は背筋を伸ばして、谷口の厳しい言葉に頷く。松村が昨年急成長したのは、こうした谷口の歯に衣を着せぬアドバイスによるものでもあった。諸藤の今年の初優勝もそうだ。

　練習ラウンドをしばしば共にする33歳の小田は弟子とは違うらしいが、谷口の言葉によく耳を傾ける。

　ツアー3勝の33歳、武藤俊憲に至っては「あいつは今度近所に引っ越すから、これからは俺の付き人だな（笑）」と谷口。

　さらに、ツアーで活躍するトップジュニアの伊藤誠道くんまで“谷口詣で”。先日も「どうすれば、スチュワーデスの方と結婚できるんですか？」と、無邪気な質問をした。

　元キャビンアテンダントを妻に持つモテる谷口だが、男子ゴルファーにもモテモテなのだ。