週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 10/11号
2011/10/3更新

2罰打女子プロさくらとキンクミ。
どんだけ遅かった?

 マンシングウェアレディス初日、同組の横峯さくらと金田久美子の二人がスロープレーで2ペナを科せられた。最近、女子プロのプレーが遅いと再三いわれるが、どれほど遅いのだろう。

 初日のペアリングは横峯と金田、ジョン・ミジョンの3人。

 前半からその組は遅く、6番パー3では、前の組は詰まってティグラウンドでしばし待つほど。しかし、その前の組がホールアウトしても、横峯と金田の組は一向に来ない。数分してさくらがティグラウンドへ。ここで競技委員から最初の警告。ルールでは、前の組と1ホール以上開いた場合、プレー時間を計測されることになっている。結局、このホールはセーフだった。

 女子ツアーの予選ラウンドはハーフターンして、すぐスタートできないことが多い。30~40分待ちはざら。とりあえず、前半の遅れはハーフで解消した。

 2度目の計測は18番ホール。横峯たちの組が18番ティグラウンドに上がる前に、再び1ホール開いてしまったからだ。

 18番の横峯は5打の合計所要秒数(目安としては、ティショットの場合、ティアップを終えてからインパクトの瞬間まで。グリーン上ではボールを置いてからインパクトまで)が136秒(1打目:23秒、2打目:41秒、3打目:44秒、4打目:28秒、5打目:タップイン)。金田は121秒(1打目:31秒、2打目:33秒、3打目:57秒、4打目:タップイン)。「1打30秒×打数+10秒」以上でスロープレーとみなされる(タップインは計測外)。横峯は6秒、金田は21秒オーバーし、2罰打を科せられた。

 横峯と金田はルーティンを大事にしている。もちろん、ルーティンを守ってもプレーが早いプロは多い。しかし、この2人は、アドレスに入ってから始動するまでが長い。横峯の場合は、パッティングのアドレスで固まってしまうことがしばしばだ。金田は、加えてストロークに入る前の素振りの回数が多く、構えるまでも長いことが多い。今回2罰打は科されなかったが、ミジョンにもその傾向がある。3人のペアリングで3人とも遅いと、前の組とすぐにあいてしまうのだ。

 1打40秒は意外に長い。今度プレーをしたときにカウントしてみたら、横峯と金田の数字がどれほどスローか実感できるだろう。

 
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