週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/20号
2011/9/12更新

長いか、短いか。
サイレンの違い知らずに失格しちゃった

 笠りつ子の初勝利ながら涙なしの優勝で印象深かったニトリレディス。その大会初日に椿事は起きた。


プレー中断の違反のため失格と張り出されてしまった大谷、村田、福田

 アウトスタート8組目のファン・アルム、村田理恵、大谷奈千代らが17番グリーンにいた時、「長い」サイレンが鳴った。それはカミナリ雲接近のためプレーを即、中断するためのもの。

 その時、ファンは17番でのプレーを終えていたが、村田、大谷はまだだった。2人はファンに「続行しても大丈夫だ」といわれ、サイレンが鳴り終わったあとにプレー。失格となってしまった。アウトスタートの福田裕子も同じ行為で失格。間違った助言をしたファンは「私も失格にしてほしい」と、小さくなっていた。

 この失格した3人は(ホールアウト後で失格にならなかったファンも)中断にも2つのケースがあるということを知らなかったのだろう。つまり普通の中断(短い間隔のサイレンの繰り返し)と、落雷など命の危険がある場合の中断(長いサイレン)だ。

 普通の中断の場合はサイレンが鳴り終わっても、そのホールをプレーし終えることが認められている。しかし、緊急の場合は、即、中断しなければならないのだ。

 これらの措置はなにも女子トーナメントだけのローカルルールではなく、ゼネラルルールとしても定められていることだ。カミナリは命にかかわる問題だけに、スタート前にも必ず念入りに指示、提示される。

 賞金もフイにして、「プロとしても失格」といわれても仕方ないだろう。

 
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