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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/14号
2011/6/6更新

さすがは「持ってる」男、石川遼
全米出場滑り込みセーフ

 世界4メジャーのなかでも最もタフで、最強のゴルファーを決める戦いと位置づけられている全米オープン。その出場4枠を争う日本予選は、5月23日、茨城GC西Cで行われ、今年も外国勢が上位を占め、日本人選手は久保谷健一ただひとりが出場権を得た。


予選会には出場しなかったが全米出場ギリギリセーフ! の石川。ベテランの藤田(上)と久保谷(下)も出る

 全米オープンはプロとUSGAのHC1.4以下のアマチュアなら誰でも挑戦できる大会だ。今年は全米98会場でローカルQF(地方予選)が行われ8,300人ものゴルファーが挑戦した。ハワイだけでも3会場で行われ、そのうちの1つでトップ通過したのが、今回の茨城GCで行われた最終予選に出場していたアマチュアのスカイ・イナコシだ。

 ちなみにセクショナルQFと呼ばれる最終予選は世界11会場で行われるが、5月23日に日本で行われたのを皮切りに、5月30日に英国で、残りの9会場は6月6日に全米各地で行われる。

 イナコシは日系米国人で、15歳の高校生。今回は22オーバーで、参加34選手中11人が途中棄権したため、1日36Hの競技を完走したイナコシは23位の最下位になってしまったが、年齢的にも今後が楽しみな存在だ。

 36Hを終えて久保谷健一、スコット・バー(豪)、キム・ドフン(韓)の3人が7アンダーのトップタイで並び、出場が決定。残る1枠は、6アンダーでフィニッシュしたベ・サンムンとキム・テヒョン、2人の韓国人同士がプレーオフで争い、ベに軍配が上がった。

 全米オープンの出場資格には、5月23日または6月13日時点のワールドランク50位以内という規定がある。今回の予選にエントリーしていなかった石川遼だが、国内5戦目のとおとうみで2位の好成績をおさめ5月23日時点で49位となり、滑り込みで出場が決定。"持っている"ところを証明した。

 また、同じくエントリーしていなかった池田勇太は同時点で59位。「残りの試合で1勝はしたい。実力で行きたいと思っている」と池田はランクアップ目指して国内ツアーを戦うとしている。

 この他、日本勢で出場を決定しているのは昨年の賞金ランク2位の藤田寛之。世界最強ゴルファーを決める大会で日本選手がどんな戦いを見せてくれるのか楽しみだ。

 
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