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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 5/24号
2011/5/16更新

開幕戦のグリーンの芝はブライトン。
ベント芝とどこが違う?

 いささか旧聞になるが、日本ツアー開幕戦の東建ホームメイトカップ。グリーンの芝が聞き慣れない「ブライトン」だとテレビ解説でいっていた。

 一般ゴルファーにはあまり関係のないことだが、このブライトンという芝は、業界では実は一世を風靡した芝なのである。

 ベント芝(ペンクロス)をグリーンに使うのが、今は常識になったのは読者諸賢もご存知のはず。しかしベントは本来寒冷地の芝であり、気温25度ほどを超えると光合成ができない性質を持つ。つまり25度を超えると芝は成長しない。だから高温多湿の夏の日本にも合うように様々な改良がなされて、現在は第4世代と呼ばれる「ニューベント」が普及している。

 ブライトンはそのニューベントの嚆矢ともいうべき第2世代。この芝の出現は15年前ほどで、関係者の度肝を抜いた。芝の密度が濃くて耐暑性も高い。東建多度CCでも大事に育ててきた。

 ところがそのブライトン、昨今、種苗が日本でも底を尽いてきたという。開幕戦でその芝の名が出たのは、現在はまだ文字通り“輝く”ということで、深読みすれば「コースへ来てグリーンを楽しんで」という宣伝の意味もあった?

 
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