週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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なんとか開催までこぎつけた
国内女子メジャー初戦サロンパスカップ

　国内女子メジャー初戦、ワールドレディス選手権サロンパスカップの開催がやっと確定した。

　東日本大震災の影響でサロンパスカップが初日でキャンセルとなり、その後の３試合も中止となったが、西陣レディスでようやく再開。直近の大会は大半が行われることが決まっているが、唯一、開催が危ぶまれていたのがメジャーのサロンパスカップだった。

　開催地、茨城GCは震災被害もなく営業中だが、問題は福島第一原発問題。事態の収拾に目処が立たないまま、毎日状況が変わる上、いまだに近隣を余震が襲うという状況では、開催を決断するのは難しかった。

　メジャーとあって主催は日本女子プロゴルフ協会と、日本テレビ。冠スポンサーの久光製薬が特別協賛で名を連ねており、この三者を中心に話し合いが重ねられてきた。 　だが、開催まで３週間となった西陣レディス期間中に、公式発表に先駆けて選手たちに開催の通達が出された。選手ロッカーに告知が張り出されて、大会は予定の日程、場所で行われること、さらに前夜祭、プロアマが中止となったことなどが記されていた。

　19日（火）には開催について公式発表が行われる予定だ。メジャー初戦開幕決定で、いよいよ選手たちに日常が戻ってきた。戦いながらの復興応援。被災地にパワーを与えるすがすがしいプレーを期待したい。

　
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