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週刊ゴルフダイジェスト 12/14号
2010/12/6更新

韓国勢では4人が新シード!
女子シード確定で笑ったプロ、泣いたプロ

 国内女子ツアーは先々週のエリエールオープンで来季の賞金シード(永久シードの不動裕理を除く上位50人)が決定した。当落それぞれの顔ぶれを見ると、初シードでは韓国選手を中心にツアールーキーが目立つ一方、脱落組では手術明けとはいえ、実力者の大山志保の名前に目がいく。

 シード権を争う選手たちにとっての最終戦のエリエール。ここでは例年“涙のドラマ”が見られるが、今年一番のヒロインは吉田弓美子だった。

 9位タイ(2人まで)以内なら50人目に滑りこめたのだが、結果は1打及ばぬ10位タイ。わずか30万円余の差でファイナルQTへ。吉田は号泣後、
「思い切りやることはできたので悔いはありません。今日は緊張感のなかで良いゴルフができました。(QTも)大丈夫と思います」と気丈に語った。

 もうひとり、気になるのは2006年の賞金女王・大山志保。昨年の左ひじの手術から、今季はいわゆる公傷制度で出場したがシード権には340万円ほど届かなかった。だが、本人に悲壮感はなく、直後に「QTでがんばって来年は優勝したい」と強気の発言をしていた。

 一方、初シード組では賞金女王のアン・ソンジュを筆頭に4人のルーキーがひしめく韓国選手が目を引く。このうちアンとヤング・キムのマネジメントを手掛けるキム・エースクプロは、
「今回の4人は皆、シードは獲れると思っていましたが、ここまでできるとは思ってませんでした」
として、彼女たちは日本のファンからも応援され、気持ちよくプレーできたことが活躍の大きな要因だろうと語る。

 いま、韓国国内では日本ツアーの魅力が伝えられ、今回のファイナルQTにはキムプロがアテンドする選手だけでも7人が新たに挑戦。うち4人はシード獲得の実力がある選手だという。韓流プロの台頭は今後も続きそうな様相だ。

 
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