週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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プロの試合でアマが勝った
がんばらない中年の星が大金星

プロより強いアマ、田村さんは11月のミッドアマに挑戦する

　ANAプリンセスカップ優勝の高橋恵など今年は競技でアマチュアの活躍が目立った。その締めくくりとなるのだろうか、10月21、22日開催の第８回広島県オープンで、週刊ゴルフダイジェスト誌でお馴染み、がんばらない46歳田村尚之さんがプロを破り、大会初のアマチュア優勝を成し遂げた。

　今大会、田村さんは初日69、２日目68のスコアで、小田孝憲プロに１打差をつけて優勝した。もともと「プロの部（出場79人）」と「アマの部（77人）」に分かれ、それぞれで優勝が争われる形式だったが、田村さんの優勝で「総合優勝」が設けられ、その栄誉に輝いた。

「お盆以降、好調が持続していたので、そのいいゴルフを続けることに集中した結果でしょう」と田村さん。

　田村さんは今年飛距離が伸び（270～280ヤード）、若手プロ相手でも20ヤード程度の距離の差ですみ、勝負どころでも無理することなく自分のゴルフができた。

　プロにとっては、勝って当たり前のアマとの優勝争いほど嫌なものはないに違いない。

　アマの世界はジュニア全盛のなか、46歳の田村さんの活躍は、中年ゴルファーに元気を与えるビタミン剤になった。

　
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