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週刊ゴルフダイジェスト 11/16号
2010/11/8更新

「パースキー事件」をきっかけに
重い腰を上げたJGTO


豪・ブリヂストン出身の36歳のパースキー。2006年には優勝経験もあるのだが…

 ブリヂストンオープン開催中に起きたウェイン・パースキーのコカイン所持事件を受け、日本ゴルフツアー機構(JGTO)は先週、その対応と再発防止の対策に追われた。

 まずはパースキーの件だが、現在は先月24日に身柄を送致された千葉地検の処分を待つ身。もし、起訴されて裁判になれば、その罪は大麻よりも重く、「コカイン所持は麻薬取締法違反で、場合によっては初犯でも実刑になる可能性があります」(西村國彦弁護士)という。

 もちろん、起訴猶予で国外退去の可能性もあるが、JGTO側では検察・司法の判断を待たず、「委員会を開いて、処分を決める予定です」(山中博史専務理事)とのこと。その場合は、最も重い制裁である「除名」となることも考えられる。

 今後の防止策強化だが、昨年から行われているドーピング検査の拡充に加えて、JGTOではドラッグ類を主にした薬物検査も考えているという。

 リオ五輪などをにらんだドーピング検査は、今年は日本ゴルフ協会主催の日本オープンと、先日のブリヂストンオープン(当初から予定)で初の検査を行った。これまでは無作為に抽出した選手数人がドーピングの対象になっていたが、これをもっと数を増やし、さらにドラッグ検査も加えるという。

「まだ試合は決まっていませんが、今年中に実施の方向で進めています」(JGTO広報)

 ゴルフはクリーンなスポーツ。これを機会に徹底した薬物撲滅を進めてほしいものだ。

 
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