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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 9/21号
2010/9/13更新

もう40代の合格者は出ない?
中高年には門戸が狭くなったプロテスト

 先月末に実施された日本プロゴルフ協会(PGA)のプロテストでは53人が合格した。7月の女子プロテストでは、38歳という従来の最年長記録を更新する41歳と43歳の合格者が誕生し話題になった。一方、今回の男子の最年長は38歳。かつては50代合格者もいたのだが、最近は40代でも難しい世界になったようだ。

「今年はコースが難しく(片山津GC)、また4日間とも猛暑だったので、例年以上に若手が有利だったのかもしれませんが、このところ40代の合格者が少なくなってきたことは確かですね」(PGA事務局)

 実際、2000年には古市忠夫プロが59歳で合格したほか、45歳の中島常実プロも。また、2002年には46歳の畠中康宏プロが誕生している。しかし、それ以降は30代~40歳そこそこが最年長に。ちなみに合格者の平均年齢も徐々に下がり、過去10年間で今年が最も若くなった(表参照)。




「最近は子どもの頃からプロを目指し、若くても競技経験の豊富な人が増えましたから」
と語るのは、1999年に史上最年長記録の63歳10か月で合格した霍本謙一プロだ。

「私はもともとプロのシニア競技に認定プロ(プロでない人を対象に実施されたシニア競技の出場資格テストの合格者)として出ていたのが、レギュラーにも出たいと受験したんです。僕らの頃は、他にもアマチュアで活躍した人が腕試しで挑戦し、合格する例がありましたが、それはもう無理なんでしょうね」

 中高年を過ぎた、まったくのアマチュアから晴れて合格という選手は、もう現れない時代になったのだろうか。

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