週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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スウィング養成ギプス？
姿勢や軸を作るゴルフ下着が続々開発

プロのアドレスがとれるという「スイングNAVI」

　ミズノが９月１日からゴルフ専用アンダーウェアを発売すると発表した。ハイテク下着がスウィングをサポートしてくれる時代がいよいよ本格的にやってきたようだ。

　ミズノの新製品は『バイオギアスイングNAVI』（メンズ、レディス各8,925円）というアンダーシャツ。首まわりから背中、骨盤前後に配した特殊素材が背筋の伸びた状態を作り、さらに骨盤を適度に前傾するように設計されている。プロとアマのスウィングを徹底分析して開発されたもので、着用することでプロのアドレス姿勢に近づけるという。

　ハイテク下着のジャンルは他社の動きも活発だ。アディダスは９月上旬、『テックフィットパワーウェブ』に秋冬バージョンを追加発売。姿勢サポート、疲労軽減機能に保温効果が加わった（シャツ1万4,700円、パンツ1万1,550円）。

　ワコールからは先頃すでに、『柔流ボトム』（メンズ、レディス各6,300円）が発売されている。2008年に発売し、石川遼を広告に起用したことでも話題を呼んだ『柔流』のボトムス版で、こちらは股関節がポイント。股関節をバランスよくサポートすることで回旋動作を促し、スウィングの安定性を高める効果が期待できるのだそうだ。

股関節の回旋を促す「柔流」

　こういう流れを、「高機能アンダーウェアは新たな時代に入った」とゴルフウェアに詳しい被服評論家の五十嵐誠氏は言う。
「温度・湿度調整や紫外線カット機能を搭載した第１世代から、テーピングを応用した締め付け型の第２世代へと進化して、アンダーウェアが姿勢を作り、軸を感じる手助けをするところまで来ています。ファッション的に重ね着が一般化し、ゴルファーが抵抗なく着るようになったことも、メーカーにとって追い風になりました。今後さらに、各社がこのジャンルに力を入れていくでしょうね」

　ただし、購入の際は体にきちんとフィットしているか、ひじやひざのポイントとなる位置がずれていないか、チェックすることもお忘れなく。

　
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