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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 8/31号
2010/8/23更新

勝てないタイガーがパットのとき
カップを見る回数を増やしたが…

 ルーティンの大切さを、現代のゴルファーに証明したといっても過言でないタイガー・ウッズ。なかでも特に精密といわれていたタイガーのパッティング時のルーティンに、ここのところ変化が見られているという。

 一見すると気が付きにくいが、よく見てみると、昨年までと明らかに違う点がある。

 アメリカのあるゴルフ専門番組で発見されたことだが、それはアドレスしてストロークするまでにカップを見る回数だ。今までは、打つまでのルーティンの間に合計4回カップを見ていたタイガー。そして必ず17秒で完結していた。

 ミルキング(グリップを握ったり、緩めたりする動作)や、スタンスを広げる動作、足をバタバタさせる動作、素振りなども正確に17秒で行われてきたということだ。

 ところが今年からはカップを見る回数が今までよりも1回増えて5回見ているという。それでも、フィニッシュまでにかける時間は今までと同じ17秒というのだから、同じ時間内で1つの動作が増えたということは当然、以前と比べ何かの時間が短くなったことになり、いつもよりせわしなくカップを見ているということになる。

 今年に入ってから、全英オープンでは、今まで11年もの間、ずっと使い続けてきたパターを突然替えるなど、パッティングに、相当なストレスを感じていたタイガー。

 実際、平均パット数を比べてみると、2007年は1.73で4位、2009年は1.743で21位だが、今年は1.783で93位(8/4現在。2008年はひざ故障のためデータなし)と極端に悪く、パッティングに何か問題が起きていることは事実だろう。

 不安の心理がカップを見る回数が増えているとしたら、それは精神面からくる問題で、手ごわい問題なのかもしれない。

 
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