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週刊ゴルフダイジェスト 7/20号
2010/7/9更新

石川遼は考えた
15度くらいの0番アイアンがあったらいいのに

 昨今、5番アイアンさえキャディバッグに入れずに、アイアンは6番からというプロも少なくないなかで、2番アイアンを愛用する石川遼が、さらなるグレードアップを目指している。用具契約先のヨネックスが0番、もしくは1番に相当するアイアンの開発に乗り出したというのだ。

 全米オープンでは、たびたびティショットで2番アイアンを手にしていた石川遼。来週、セントアンドリュースで開催する全英オープンも海沿いのリンクス。風が強くて知られているが、そのために飛距離と精度をさらに高めようと、0番、もしくは1番に相当するアイアンの開発を思い立ったようだ。

 ティショットは原則的にドライバーで打つとはいえ、やはり戦略的に刻まなければならないケースもある。そんなときに石川が多用してきたのが2番アイアンだ。3番ウッド、または5番ウッドという選択もあるが、“ターゲットを正確に狙うためには、やはりアイアン”という発想が石川にはあり、ウッドよりアイアンを選ぶことが多かった。ウッドと比べるとアイアンのほうがよりコントロール性能が高いからだ。

 しかし、問題は飛距離。これまで石川は、コースレイアウトによって2番アイアンと5番ウッドをチョイスしてきたが、あきらかに5番ウッドのほうが飛ぶのだ。そこで2番アイアンより飛距離の出るアイアンまたは操作性の高いユーティリティの開発に着手し始めたのである。

 全英オープン対策と見る向きもあるが、「開発の時期が全英に近かったので、そういわれていますが、まだ着手したばかりで、実戦で使うまでの段階ではありません。作る以上は、一番いいものに仕上げたいと思っています」(ヨネックス・プロ担当)とのこと。

 石川のあったものが間に合えば、全英オープンでの実戦投入も十分考えられるだろう。

 
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