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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 6/22号
2010/6/11更新

名前が読めない韓国人選手
せめてふりがなをふって欲しいが……


金庚泰、これでキム・キョンテ

 どちらも5月末に開催された「ダイヤモンドカップゴルフ」では「金庚泰」、「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」では「全美貞」、ともに韓国人選手が制した。後者が「ジョン・ミジョン」であることは、ゴルフファンにはある程度浸透しているが、前者を「キム・キョンテ」と読める人は少ないだろう。

 いまやハングル主体の韓国。選手名もカタカナ表記で統一されれば苦はないのだが、新聞などでは漢字表記の選手が少なくない。

 ただし、これはメディア側の判断ではなく、ツアー側の登録名をそのまま採用した結果である。ならば、ツアー側が登録名をカタカナ表記にすれば問題は解決するが、名前にはそれぞれのアイデンティティがある。表記を強要するわけにはいかない。

「登録名は選手から提出された表記をそのまま載せています」(JGTO)。これはPGAも同じ。

 女子も基本は同じだが、「選手から相談を受けたときには、日本人に覚えやすい表記をアドバイスしています」(LPGA)とのこと。そのため、最近は登録名にカタカナを採用する選手が増えている。

 それでもカナ表記に統一できない以上は、各ゴルフメディアが読み仮名をふればいいのだが、それもスペースの問題やゴルフ以外の分野との兼ね合いもあって難しいようだ。つまり漢字表記選手は、「全美貞」のように実力で自らの読みを浸透させるしかないのだろう。




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