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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/8号
2010/5/28更新

宮崎口蹄疫の現地ゴルフ場への影響
支援に取り組み動きも増えてきた

 発生から1カ月で、殺処分が牛と豚あわせて30万頭を超える未曾有の大惨事に、ついに「非常事態宣言」が発令された宮崎県の家畜伝染病「口蹄疫」問題。ゴルフ場でも支援の動きが出てきた。

 幹線道路では、白い防護服を着た自衛隊員らが車両への消毒薬噴霧にあたる一方で、町役場やスーパーの駐車場の出入り口には真っ白い消毒剤が撒かれるなど、県をあげての懸命な防疫態勢が続いている。

 そんななかゴルフ場にもじわりと影響が出はじめた。今回の発生地域に近い宮崎国際GCの伊藤副支配人は、
「5月の来場者数は、20日時点で対前年比約10%減、とくにお客様が減った印象はありません。ただ月末までは、まだ10日間もありますし、非常事態宣言が出たこともあり、最終的には20%近く減るのではと思っています」と語る。

 UMKCCの後藤支配人は具体的に、こう説明する。
「宮崎県は農業県なので、農協とか農業関連団体のコンペが比較的多いんですが、そうしたお客様のコンペはすべて延期か、中止になりました」

 ほかにも、「22日にも11組のコンペが中止になり、とりわけ18日に非常事態宣言が出てからは、一般のお客様の間にも、ゴルフどころではないという空気が広がっています」(宮崎CC・柳田副部長)

 口蹄疫のウイルスは人体には影響ないと、マスコミが連日報道しているにも関わらず、ゴルフ場の食堂のメニューで、宮崎牛は大丈夫なのかと問い合わせるお客もいて、その風評被害の懸念が消えないうえ、非常事態宣言後にイベントが相次いで中止になり、人々が出控えるようになったのも不安材料となっている。

   先のワールドレディス・サロンパスカップで2位になった横峯さくらは、1,200万円の賞金をそっくり口蹄疫で悲鳴をあげている川南町に寄付したが、さくらの行動もこうした事態を考えてのことだろう。さくらの呼びかけに呼応して宮崎CC、宮崎国際CC、宮崎空港Gセンターなど宮崎県エリアのゴルフ場や練習場でも、フロントに「さくら募金箱」を設置、ゴルファーに支援をあおぐところもでてきた。当初7コースで始まった募金箱も今では鹿児島県など県外も含めると18に増えている。

「今は一刻も早く終息宣言が出ることを祈るのみ」というのは、今回の取材に応じてくれた関係者が異口同音に口にした言葉。ゴルファーとして、同じ思いを祈らずにはいられない。

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