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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/1号
2010/5/21更新

石川遼1R58の超ど級スコア
ほかにもいた! 50台を出したプロ


遼くん、次の目標は『54』ですか?

 さきの5月2日、日本男子ツアーに新たな歴史が刻まれた。「中日クラウンズ」の最終日、石川遼がツアー最少スコア記録となる「58」をマークし、逆転優勝。1ラウンド50台のスコアは世界のツアーを見渡しても非常に稀で、奇跡的な数字と言える。

 日本のツアーで初めて50台のスコアが出たのは、1985年の「くずは国際トーナメント」。2日間の賞金ランク対象外競技だが、パー70のくずは国際CC(現・樟葉パブリックGC)で入江勉が11アンダーの「59」を記録している。

 2回目は、倉本昌弘が2003年の「アコムインターナショナル」で、パー71の石岡GCを今回の石川遼と同じく12バーディで回り「59」をマーク。これがツアー記録となっていた。

 海外の記録を探すと、米男子ツアーでは3回の「59」(いずれもパー72)がある。1977年に、全米プロ勝者のアル・ガイバーガーが「ダニー・トーマス・メンフィス・クラシック」にて、コロニアルCCで出したのが最初。

 2回目は1991年にチップ・べックが「ラスベガスインビテーショナル」で記録し、3回目は1999年にデビッド・デュバルが「ボブホープクライスラークラシック」の最終日、最終ホールをイーグルで締めくくって、記録している。


13アンダーの59を出したアニカ(右)とデュバル。当時は2人とも飛ばし屋としても有名だった

 

 米女子ツアーでも、2001年にアニカ・ソレンスタムが「スタンダードレジスターピン」で「59」(パー72)をマークしている。

 ほかの海外記録では、1974年にゲーリー・プレーヤーが「ブラジルオープン」で「59」、2006年にジェイソン・ボーンがカナダツアー「バイヤー選手権」で「58」(パー71)、2009年の12月にセバスチャン・ガルシア・グロウトが「スペイン選手権」で「58」(パー71)を出している。

 さらに2部ツアーまで見渡すと、1998年に当時のナイキツアーで、ノタ・ビゲイⅢとダグ・ダナキーの2人が「59」を出していた。

 また、非公式ながら2000年の「全米オープン予選会」で丸山茂樹が「58」(パー71)、2004年の「PGAグランドスラム」でフィル・ミケルソンも「59」を出している。

 ほかにも非公認ながらサム・スニードが47歳で「59」、伝説のプロゴルファー、モー・ノーマンに至っては「59」が3回と、世界中を探せば50台プレーヤーは意外といた。




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