週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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「ケサゴン」の愛称で親しまれた88年シニアツアー初代賞金王、内田袈裟彦プロが昨年12月30日、心筋梗塞のため旅行先のタイで亡くなった。享年72歳だった。

　ケサゴンを有名にしたたのはその飛距離。試合で360ヤードのパー4をワンオンするなど飛ばし屋として人気を集めた。

　もう一つは、就寝中に夢に出てきたパターを形にしたという「ケサゴンパター」が有名だ。2番アイアンを元にして自ら手作りしたこのパターを終生愛用していた。父親の棟（むなぎ）氏、次男の政美氏と三代にわたるプロゴルファー一家。

　政美氏は「最近調子が悪いということもなく、タイに行く前には、今度プロテストを受験する私の娘とラウンドしていた。娘が合格すれば四代のプロゴルファーが誕生するということで、父も楽しみにしていたのに残念です」

　心からご冥福を祈りたい。