週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

　ゴルフ場の奥行き90メートルという巨大グリーンがゴルファーの間で話題になっている。3パットは当たり前、5パットで泣くゴルファー続出というのがメトロポリタン倶楽部(三重県）の13番・440ヤード（ブラックティ）のグリーンだ。

旗を持ってもらってもカップが見えませ～ん

　5パットの原因はその大きさ。面積では2150平方メートルもある。通常大きいと感じるベントグリーンでだいたい700平方メートル。それが手前から奥に向かって3つある大きさなのだ。しかも手前30ヤードのところに2メートルの段差がある2段グリーン。そこから左斜め方向に50ヤードほど広がっていて奥に向かって上り傾斜。

「グリーンの端から端でしたら90メートルくらいになります。ピンとボールのポジション次第で5パット、いやそれ以上（笑）という事態も起こるのです」（同倶楽部・武田弘之氏）。

　元々1300平方メートルと広いグリーンだった。「そのグリーンの奥のマウンド、樹木を整地したら平らになり、いっそのことグリーンにしてしまえと。結果的にゴルファーの皆さんの話題の種になったことは嬉しいです」と寺田清重オーナー。

　このホールでよくプレーするゴルファーからは、「ピン位置によって使う番手が5～6番手違うこともあるので、距離のジャッジに神経をつかう」という声も。

　超広大グリーンだけに乗せるだけならやさしめ。しかし、乗せた位置次第で5パットも。でも試してみたい!?