週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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149センチながらドラコン女王になれたのもメンタル面のお陰

今季、女子ツアーでフル参戦しているのは、賞金女王にもっとも近い諸見里しのぶと、未勝利ながら賞金ランクトップ10に入っている馬場ゆかり。その馬場はタイガーの先生であるハンク・ヘイニーが公認する日本人コーチに、今年の7月から指導を受けている。

　コーチの名前は松本進氏。メンタルトレーナー兼プロコーチとして、米国で活躍する人物だ。馬場に指導しているのは、スウィングではなく、メンタル面。その甲斐もあってか、伊藤園レディスまでトップ10入り11回と好調を維持し、過去最高の成績を挙げている。

「今季中盤戦からメンタル面の指導を受けています。特に、ショット前の気持ちの持ち方、いいイメージの付け方を教えてもらっています。これが好調の要因だと思います」という馬場。

　実は松本氏、小誌記事や小社出版の新書『ゴルフ、あっというまに上達する極意。』の著者でもある。この本の内容もスウィングではなく、上達するための思考法などが事細かに書かれたもの。

「イメージがネガティブであれ、ポジティブであれ、その世界に引き寄せられます。この原理をうまく使えばゴルフだけでなく、ビジネス、人生も上手くいくのです」と松本氏。

　今後は時期を見て、ハンク直伝のスウィング理論の指導にあたるという。来年は馬場の賞金女王、あるかも。