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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 6/30号
2009/6/19更新
ライフスタイル調査でわかった
「いまどきプレーヤー」のゴルフ熱中度

 ブリヂストンスポーツでは、全国の20~60代のアマチュアゴルファー1089人(男性675人・女性414人)を対象とした「現代ゴルファーのライフスタイル調査」を実施、このほど、その結果がまとまった。この調査はインターネットを用い2年ごとに行っているもので、今回で11回目。その結果を見ると、「いまどきゴルファー」の姿が浮き彫りになっているようだ。


男性30、40代は1カ月に6~7回の練習回数。都心の練習場が混むのも納得?

 まず年間プレー回数から見てみると、全体の平均は21.6回。

 しかし、20代では13.0回/6.8回(男性/女性)なのに対して、60代では30.7回/29.9回(同)と年代間での差が大きく、年代が上がるほどプレー数が増えるのが特徴だ。

 50代、60代になると、男女とも年間40回以上プレーする人が同じ世代のなかで3割前後もいる。

 経年比で見ると、07年の前回に比べ、全体では1.0回の減少だが、そのなかで50代男性は1.8回、40代及び50代の女性では前回よりもそれぞれ1.8回、1.3回と回数が増えている。

 最も多いラウンドの相手は、男性は「職場の仲間(社内)」(35.7パーセント)「仕事関係の人(社外)」(15.6パーセント)など仕事関係の人や「同性の友人」(27.1パーセント)が多い。

 一方、女性では20代は「職場の仲間(社内)」(30.4パーセント)が最も多いが、30代以降から「夫婦」という回答が増え、特に60代では41.0パーセントにも達している。

 1カ月当たりの練習回数は、平均は6.1回。男性は30代(6.6回)、40代(6.7回)で多く、月15回以上というヘビーな人の割合も、30代で11.1パーセント、40代で12.4パーセントと他の年代に比べて高くなっている。

 女性は20代、30代が若干多いが、40代は5.5回と全体の平均をかなり下回っている。

 1回当たりの平均練習時間。平均で1時間40分。女性1時間34分よりも男性(1時間43分)のほうが長いが、20代の女性は1時間58分と最も長く、2時間半以上練習する人も17.7パーセントと、男性を含めた他の年代との比較でも、ひときわ飛び抜けているのが目立つ。

 ゴルフ関連支出は、プレー費、練習費用、用具代、ゴルフウェアなどのファッション費の総計はほぼ前回並みの50.5万円(前回50.6万円)。男女の差はそれほどないが、男性は前回より0.9万円アップしているのに対し、女性は逆に2.0万円ダウンしている。

 また、性別年代別では20万円台~60万円台と大きな差がみられ、なかでも20代の女性は前回から15.2万円もダウンした22.1万円で、この10年で約半分になっている。

 ちなみに、年間60万円以上支出しているのは50代の男性と40代及び60代の女性である。

 費用の内訳は「プレー費用」がメインで、男性は女性よりも「用具代」に使い、女性は男性よりも「ファッション関連費用」に支出する割合が高くなっている。

 プレーの適正料金(1ラウンド昼食代を除く)のデータも紹介されている。

 ゴルファーが適正と考える1ラウンドのプレー料金は1万1495円。前回より327円増え、03年以降、微増が続いている。男女別では男性1万1317円(前回比260円増)、女性1万1786円(同419円増)。

 最後に、今回のアンケート結果を踏まえて、ゴルフ業界の現状に詳しいエナジーの菊地英樹氏に聞いてみた。

「年間のプレー回数の平均が20回を超えていることを見ても、アンケートの回答者は全くの初心者とは思えません。それだけに、この結果が全てのゴルファーに当てはまるかどうかはわかりませんが、逆にいえば、現在のゴルフ界を引っ張っているゴルファーの“主流派”たちの生の声が反映されていると見てもいいでしょう。世のなか全体に不況感が強まっている今、いろいろとやりくりをしながらも、ラウンドの回数がそれほど減っていないのは、ゴルフが身近な存在となっている証拠だと思いますね」

 このデータ、自分に照らし合わせて、さていかがですか。

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