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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/30号
2009/6/19更新
米ツアー最終戦、スポンサーなしで
開催する米LPGAのお家事情

 今年のシーズン最終戦の「ツアー選手権」が、冠スポンサーなしで決行されることが発表された。ほかにも「LPGA選手権(全米女子プロ)」が終わったばかりだが、米LPGAが主催するこの大会の来年の開催地や冠スポンサーがまだ決まっていない。米女子ツアーをめぐる最新情報を追った。

 まずはじめにツアー選手権だが、昨年までLPGAツアーのプレーオフとしてADT選手権という名称で開催されたこの試合は、セキュリティ会社のADTがスポンサーを降りたために、スタンフォード・ファイナンシャル社が新しい冠スポンサーになるはずだった。

 それがあろうことか、同社がアメリカ政府の精査対象とされたためにスポンサーどころではなくなってしまったのだ。すでにいくつかの試合は、世界不況のあおりを受けて撤退しているが、LPGAとこの試合の主管(運営も行う)であるマネジメント会社のIMGはあえて試合の続行を決めた。

 11月の19~22日に開催されるこの試合はフロリダのトランプ・インターナショナルGCからテキサスのヒューストニアンG&CCへコースが移る一方、試合もフルフィールドの120人で行われ、3日目に70人、最終日に30人にカットされることが決まっている。

 このシステムの変更で、これまで優勝者に支払われていた100万ドルのプレーオフ優勝賞金もなくなる模様だ。

 最終戦をなくすわけにはいかないことから、継続が決定されたのだろうが、スケールダウンするのは否めそうもない

 一方、全米女子プロは、タイトルスポンサーのマクドナルドが今年限りでスポンサーを降りることが決まっており、また、会場のブラロックGCのオーナーが、マクドナルドに食材のパンを納めて財を築いた人であることから、会場も変更される予定だ。そしてさらに来年のスポンサーも会場もまだ予定が立っていないのだ。

 LPGAのC・ビべンスコミッショナーは、「昨年に始まった世界不況の予測をすることは難しいが、LPGAの価値は、過少評価されている。そうしたなかで、JBC(韓国のテレビ局)と5年契約でLPGAツアー放映権契約を結んだことは、本当に喜ばしい。彼らはまた、南カリフォルニアで開催されるトーナメントの冠スポンサーになるはずだ」と強気の発言を繰り返している。

 その一方、アメリカ本土での来年のTV放映権に関しては、まだ決まっていない状況といわれている。

 アメリカのスポーツビジネスジャーナルが伝えたところによれば、今年はケーブルのゴルフチャンネルが10試合までの放映を行う一方、地上波のネットワーク局は5試合程度の放映になるという。しかし、来年となると、ネットワーク局での放映は3試合にまで縮小する可能性があるとか。

 このほかにも、冠スポンサーに認定する規約の変更もあって、冠スポンサーになるのには約150万ドル、年間を通してのスポンサーになるには約400万ドルになるという。

 こうした規約そのものの変更もあって、来年のスポンサー契約が遅れているとも見られるが、男子のPGAツアーのように、放映権が高額で売却できるのならいざ知らず、テレビ放送自体が少ないなかで、LPGAがスポンサーなしにどれだけの試合を維持していけるか疑問が残る。

 ツアー選手権だけならともかく、LPGA選手権も抱えなければならないとしたら同協会の屋台骨をも揺るがしかねない。新しい力のあるスポンサーが付いてくるのを祈るばかりだ。

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