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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 5/5号
2009/4/23更新
ETC割引でGWの高速は大混雑必至、
ゴルファーの渋滞回避対策は

 今年もゴールデンウィーク(GW)が近づいた。期間中、ゴルフに出かける人も多いが、気になるのは高速道路の渋滞具合。今年はETC(自動料金収受システム)搭載の普通乗用車を対象とする土日祝日限定での高速道路料金引き下げが実施される。それでなくても渋滞の激しいこの時期、ゴルファーはどう対処したらいいのだろう。

 先日、東日本、中日本、西日本の各高速道路会社が発表したGW中の渋滞予測でも、料金引き下げの影響による交通量の増加が見込まれ、30キロ以上の渋滞が発生する回数は、昨年の2倍の56回に上るとしている。

 相手が渋滞なだけに、ゴルフ場側も対応しづらい面もある。そのなかで、例えば、ザ・鹿野山CC(千葉県)では、普段よりも早く自宅を出てもらうよう呼びかけを行ったり、最近、同コースの近く、館山自動車道君津PA内に開通したETC車専用のスマートICまでの裏道マップを配布するなど、GW前から対策を講じている。

 では、GW中の渋滞を避けるにはどうしたらいいのか、高速道路の抜け道に詳しいフリーライターの高橋健二氏は、

「対策はほとんどありません。この時期、ゴルフに行くなら、早く出て遅く帰ってくる、それが一番でしょう。ゴルフ場に早めに着いた時のことを考えて、いい練習場のあるコースを選ぶのもいいかもしれませんね」

 早く出て遅く帰るという意味では、早朝薄暮プレーを使うという手もある。あるいは、練習場が充実していれば、そこで時間調整もできる。

 また、ツアーでも活躍する江原義智プロは渋滞対策として、かつて「深夜に自宅を出発、早朝コースに着いて車中で寝てからプレーしたこともある」という。これも選択肢の一つかも。

 高橋さんは、高速道路会社が発表する渋滞情報は精度が高いので、常にチェックしながら、渋滞がひどくなる前に早めに動くことも大切だという。

 東日本高速道路でも、「リアルタイムの渋滞情報は、ラジオや携帯電話で確認できます。また、例えば東京から郡山より先に行く際、通常は東北道をご利用になる方が多いと思いますが、東北道が常磐道より15キロ以上余計に渋滞している場合には常磐道が迂回ルートになります。そうした知識を事前に知っておくと役に立つのでは」(広報部)

 さらに、「ホリデーオート」の編集長で道路事情に詳しい阪本透氏は、「渋滞回避に王道なし。これといった妙手はありませんが、高速道路の渋滞に巻き込まれたら、下道に降りてそちらを走ったほうがいいでしょう。そのほうが逃げ道もあるし、燃費を考えても下道を走ったほうがいいですから」

 坂本編集長によると、東名高速上りの綾瀬バス停付近、常磐自動車道上り三郷料金所、アクアライン・海ほたるなど高速道路には渋滞するポイントがあり、GWでなくても常に混んでいる。

 そうした渋滞ポイントはGWでも必ず混むエリアゆえ、事前にチェックしておくのも一案だという。

 さらに最近、各地にアウトレットモールが誕生、GWにはそこを訪れる車も多くなる。例えば東日本最大級の御殿場プレミアムアウトレットのある東名高速道路の御殿場ICは出口の大渋滞が予想されるので、御殿場方面のゴルフ場に行く際は一つ先の裾野ICまで行って戻るという手もある。

「今年は料金引き下げもあり、どこまで混むのか予測がつかない」(坂本編集長)。とにかく渋滞は避けられないものと考えて、早目の対応が必要のようだ。

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