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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 5/5号
2009/4/23更新
トーナメント開幕と共に発表された
賞金減額ほかツアーの変更点

 先週、東建ホームメイトカップで開幕した国内男子ツアー。これから半年間、熱い賞金レースが繰り広げられる。ところが、今季の男子ツアーにはいまだに不確定な部分がある。ツアーをめぐる最新情報を紹介しよう。




 開幕前日の15日、日本ゴルフツアー機構(JGTO)はかねてから非公式に言及していた賞金総額の減額大会について、その詳細を発表した。減額の総額は7試合で2億8000万円。結果、今季のツアー規模は全25試合で34億3000万円となった。

 しかし、規模の縮小はこれに留まらない可能性がある。JGTOの小泉直会長は「まだ地下でマグマがグツグツといってる状態で、あと1~2試合は減額の可能性があります」と口にする。実際、終盤の高額賞金大会名をほのめかす関係者もいる。

 もうひとつの不確定要素はパインバレー北京オープンの開催だ。JGTOは同じく15日に、「大会主催者(現地の企業グループ)より『米ツアーのザ・プレーヤーズ選手権と同週開催であることから開催日程を延期する。具体的な開催日程は別途調整、報告する』との連絡を受け、受諾しました」と発表した。

 現時点では開催延期なのだが、実は、開催中止となる公算もあるのだ。というのも、同大会は現在、日本ツアーとアジアツアーの共催競技として行われているが、今後はアジア・豪州地区の新ツアー「ワンアジアツアー」への移行を希望していると伝えられる。

 そうなれば、日本ツアーから外れることになり、日本ツアーは今季、全24試合、賞金総額は1億2000万円減の33億1000万円となる。

 こうしたなか開催された東建ホームメイトカップだが、大会前から大勢のギャラリーが押し寄せる盛況となった。水曜日のプロアマ戦に――いくら入場無料とはいえ――なんと3000人近いギャラリーが来場したのだ。

 もちろん彼らのお目当ては石川遼。ギャラリーの多くが彼の組に付いていた。

 そして、大会初日には昨年の2071人(雨天)の倍以上となる5501人(曇天)が来場した。男子ツアーで、初日の入場者が5000人を超えたのは、昨年は中日クラウンズ(8042人)、KSBカップ(7533人)、日本シリーズ(5010人)の3大会だけ。現場は、開幕と同時に加熱気味だった。

 さて、その注目の石川遼だが、彼も獲得を狙う全英オープンの国内ツアーからの出場資格が、昨年までの「日本プロからミズノオープン」の獲得賞金合算ランキングから、今年「開幕戦からミズノオープン」までとなった。

 つまり、メジャーの出場権争いが、開幕と同時にスタートしたのだ。そのため、石川としても米ツアー遠征の疲れを取りながら徐々に……、と言っている余裕はない。

 いずれにしても開幕から熱気溢れた今期の男子ツアー、この勢いが最終戦まで続くことを期待したい。

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