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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/23号
2008/12/12更新
ウォン安で韓国人ゴルファー激減
韓国直行便周辺ゴルフ場が悲鳴

 世界的な金融危機は、日本にも大きな影響を与えているが、それはお隣りの国、韓国も決して例外ではない。為替相場は、ここ数カ月続くウォン安傾向が止まらず、今や1000ウォンが6.34円(12月4日)と昨年夏に比べて約半額まで下落。こうした韓国の厳しい経済状況が韓国のゴルファーのみならず日本のゴルフ場にも大きく影響を与えている。

ここ数年、韓国内のゴルフブームを背景に、韓国からのゴルファーで賑わっていた全国各地のゴルフ場の韓国人客が、“ウォン安”による日本への渡航代金のアップなどによって激減、大きな打撃を受けているのだ。

 その影響が特に大きいのは宮城県、福島県など韓国からの定期便が飛んでいる空港近くのゴルフ場や、韓国からほど近い山口県、福岡県など、韓国人ゴルファーの誘致に熱心なゴルフ場。

 その多くは、ここ数年の動きをビジネスチャンスととらえ、なかには増える韓国ゴルファーのために韓国語の話せる従業員を雇ったり、専用の宿泊施設を新設したところもあり、軽視できない問題となっている。

 秋保CC(宮城県)の小塚直樹マネジャーは、「昨年は1日7、8組から10組程度は韓国からのお客様がコンスタントに入っていましたが、今年になってから減り始め、9月後半以降はキャンセルが相次いで客足がパッタリ途絶えてしまいました。今後もこの状態が長引くようですと、何か対策を考えなければなりません」と心配げ。

 この傾向は同じ宮城県の古川CCでも同様。多い日で30人を越す韓国人ゴルファーを受け入れていたが、10月中旬以降はさっぱり。韓国人客は1人も来ない日もあるとか。

 また、那須TAIGA CC(福島県)の吉田道生支配人は、「クローズ期間を除く4月から10月まで、当クラブでプレーされた韓国からのお客様は昨年は1000人でしたが、今年は800人に減っています。数自体は200人のマイナスですが、特にここ数カ月の落ち込みが目立ちますね。今から来年のことが気になります」

 と、こちらも不安を隠せない様子で、さらにBFR GC(大分県)の江原誠支配人も、「去年1万8000人の韓国人ゴルファーの方が来場し、今年も夏ぐらいまでは去年を上回るペースで伸びていたのですが、ここ2カ月で極端に少なくなりました。12月も全く期待できません。以前に比べてウォンが半分ぐらいに安くなっていますから、仕方ないですよ。為替相場が気になる毎日ですが、どうしようもできませんし」

 韓国観光公社によると、ウォン安に加えて、韓国内では金融危機が、今後さらに強まるとの懸念から海外旅行を自粛する動きが日増しに高まっていることもあるというから、韓国のゴルフ客を当て込んでいたゴルフ場にとってはまさに死活問題ともなりそうだ。

 しかし、その一方で、あるゴルフ場の支配人からは、「韓国人ゴルファーが増えたことで、日本人客から一部韓国人ゴルファーのマナーの悪さが目につくという不満が多く寄せられていました。だから、韓国人客が減ってよかったという人もいるんです」という声も。

 とはいえ、韓国人客をあてこんでいたゴルフ場にとっては経営的には大打撃には間違いない。為替相場の変動、今後どうなるのか、こちらも気になるところだ。

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