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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/17号
2008/6/5更新
石川遼予選落ちでも盛り上がった
マンシングKSB、今年限りで終了か

 昨年の再現を期待する大勢のファンの来場で大いに沸いた今年のマンシングウェアKSBカップ。残念ながら、注目の石川遼は健闘およばず予選落ちとなったが、ギャラリー数は最終日の1万1400人余を含め、4日間で3万3351人。昨年を1万人以上も上回る大盛況となった。ところが、大会後、同大会に関して開催コースやスポンサーの変更が検討されているとの報道が……。ちょっと意外な話だが、その真偽は?


今年の大会はギャラリーも増え、盛り上がった……

 今年のマンシングウェアKSBカップ。石川遼の予選落ちで盛り上がりが心配されたが、最終日も昨年を600人ほど上回る賑わいとなった。運営関係者によれば、“遼くん人気”だけではなく、開催コースの東児が丘マリンヒルズGCがコース、メンバーを挙げて、熱心なチケット販売を展開した結果なのだという。

 そうしたいいムードのトーナメントなのだが、大会直後、某夕刊紙に「ハミカミ生誕の地、消える?」という見出しの記事が掲載された。

 内容は関係者の声として、コスト高の面から同コースでの開催は、本来は昨年までの予定だったのだが、昨年、遼が劇的な優勝をしたため、今年は変えるに変えられない事態に。しかし、来年はコースを変更する可能性がささやかれている、というもの。

 また、この記事とは別に、今大会の舞台裏では、マンシングウェアを販売するデサントが今年を最後に共催スポンサーの座を降りるのでは? といった憶測も飛び交っていた。さっそく関係者に真偽のほどを確かめた。

「毎年、翌年の開催に向けて見直しを重ねています。今年もこれから行うところですが、検討課題で具体的になっていることは何もありません」(共催のKSB瀬戸内海放送 大会事務局)

 もう一方、デサントの広報担当者からも同様の答えが返ってきたのだが、ただしこちらの「撤退という噂を耳にしたのですが?」という問いに、「まだ何も決まっておりません。継続する、しないは正式発表まで待ってもらうしかありません」と即座に否定されなかったのが、正直気にかかるところではある。

 実際、外野の“憶測”に過ぎないとしても、両者にはそれぞれ可能性を否定できない事情がある。まずコース変更だが、同大会はこれまでも長くて4~5年、短いときには1~2年で開催地を変えてきた。

 スポンサーの意向、またKSBが瀬戸内海を挟んだ岡山と香川をサービスエリアにした放送局で、岡山側ばかりで開催するわけにもいかないという事情があるのだろう。

 またデサントは毎年9月に女子ツアーのマンシングウェアレディース東海クラシックを開催している。いくら商品の売れ行きが好調といっても、男女両ツアーでスポンサー競技を持つのは、コストパフォーマンス的に負担が大きい?

 今大会が中国地方で開催されなくなるとしたら、広島オープンなき後、中国地方では男女通じて唯一のツアー競技だけに今後の動向が注目される。

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