週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

　今年のゴールデンウィーク（GW）は、日程的には飛び石連休となり、行楽の出足は好調とはいい難い。過去のGWと照らし合わせても、イラク戦争があった2003年と同じ曜日配列となり、国内・海外とも旅行人数が大幅に減少している。このためゴルフ場の予約も異変が起きている。通常ではこの時期は予約でいっぱいのはずなのに、まだまだ空きがあるようだ。

意外にアキが多く予約はまだ間に合う（写真は水府GC）

　休日が分散化され前半の旅行は伸びないが、法律改正で5月6日が休日となり、4連休になった後半は行楽の人出が集中する（JTB調査）。

　ゴルフ場も同傾向で、GW後半の予約は入っているが、前半は空きがあるコースが少なくない。中部・関西方面の予約はGW全体を通しても、ほぼ満杯のコースが多いという。それにひきかえ関東はまだ予約枠があるコースが見うけられる。

　特に関越道方面は、交通集中による大渋滞が予測され、これを敬遠したためか、今からでも予約が取れるコースは多いようだ。

　ネット予約専門サイトのGDOによると、予約状況はかなり余裕があるという。昨年の5月1日は平日にもかかわらず一番人気だったが、今年はいまひとつという。

　担当者は、「やはり前半の予約の伸びが鈍く、各ゴルフ場とも優待やイベントを行い集客しようと計画しているので、21日からの動きに注目してほしい」と話している。

　アコーディア・ゴルフによると、例年より予約状況はいいという。それでも、いつもの年はGW中の平日は高めの料金設定の傾向があるが、今年は平日料金が多めなので、4月28、30、5月1、2日がお勧めという。

　休日・祝日の狙い目は5月5、6日で、休日といいながら比較的料金も低めで、予約もまだまだ取りやすいという。

　また、夜11時まで受け付けている同社のコールセンターは、35コースの予約が取れ、道路沿線別や予算金額別に探してくれる。

　ちなみにまだ予約に余裕があるコースは、リベラルヒルズGC（福島）、水府GC（茨城）、緑野CC（群馬）、秩父国際CC（埼玉）など21コース以上あるので問い合わせしてみては。

　全国110コースを保有するPGMでも、ユニークなイベントを展開する。千成GC（栃木）では、4月28、30、5月1、2日は1組4人で1人無料になる。1人7000円で昼食付だ。

　赤坂レイクサイドCC（岡山）では、4月30日に牛肉まつりを開催、セルフ7980円、キャディ付1万980円（税込）で昼食サービスと牛肉1キロがプレゼントされる。5月5日は特別企画10時台スタート限定4人1組で1人1万円という設定だ。

　皐月GC竜王コース（福岡）でもGW中はすべて食事付のサービスで、5月6日は特別料金8000円だ。また、札幌北広島GC（北海道）や花の木GC（岐阜）も予約はまだ十分可能だ。

　無料往復バスの運行が好調なリゾートソリューションの東雲GC（栃木）は、5月1～6日まで、ビッグチャンスデーとして、規定料金から一律2000円引きとなる。さらに、肉やバッグ、ゴルフ用品などが当たる抽選が来場者全員に行われる。

　オリックス・ゴルフでも、特別優待料金で朝食や昼食付のアドニス小川CC（埼玉）や富士OGMエクセレント一志温泉コース（三重）、三木セブンハンドレッド（兵庫）はまだまだ余裕があり、白竜湖CC（広島）と富士OGMエクセレント伊勢二見コースも優待サービスがある。

　GWまで約1週間、情報を集めて行きたいコースを検討してみては。