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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 3/18号
2008/3/6更新
タイガーの優勝、ミッシェル・ウィの
最下位は“お約束”のポジション?

 予想通りの展開だったとはいえ、手の付けられない状況になってしまった。WGCマッチプレーでのタイガー・ウッズとフィールズオープンでのミッシャル・ウィのことだ。結果には、天国と地獄の差があるが、ある意味、これは想定内のこと? あまりに対照的な2人に迫った。


絶好調のタイガー(写真左)と絶不調のウィ(写真右)

 ゴルフの神さまにどうしてここまで愛されるのかと思われるのがウッズだろう。何しろ、昨年の9月以来、負け知らず。それもさまざまな記録を更新し続けての米ツアー4連勝、後援競技や海外の試合を含めれば6連勝とその勢いが留まることを知らない。

「私がプレーしてきたなかで、今は最高の波に乗っていると思う」とはウッズだが、米ツアーの公式競技だけでも、昨年9月のBMW選手権ではトーナメントレコードの22アンダーを叩き出して2位に5打差の勝利。ツアー選手権、今年のビュイック招待では、両試合ともに8打差という過去最大のストローク差をつけての優勝。

 そして、マッチプレーでも、決勝では対戦者のスチュアート・シンクをまったく相手にせず、この試合始まって以来という8&7という大差での栄冠を掴んでいるのだ。

「タイガーの体の中をのぞいてみたら、きっとボルトとナット(機械仕掛け)でできているのだろう」と、マッチプレーで破れたシンクが語るように、ウッズの実力がずば抜けているのは、間違いがないのだろう。

 しかし、マッチプレーというのは運も左右する。そうした意味では、ゴルフの神さまは、ウッズに微笑み続けているのだ。

 実際、マッチプレーの初戦では、5ホールを残して3ダウンだったウッズは、その後3連続バーディとイーグルで、一気に逆転。3回戦では、A・バデリーと死闘を繰り広げ、オールスクェアで、17、18、19番ホールの3ホールで、バデリーは3~4メートルのバーディ、イーグルパットを決めれば、勝負がついたところが、これをはずし続けた。

 逆にタイガーは20ホール目で、同じような距離のパットを入れて、準々決勝に駒を進めているのだ。

 これでウッズは、WGCの試合だけで15勝、ツアー通算63勝となり、アーノルド・パーマーを抜き、歴代4位の勝利数を記録、3月のアーノルド・パーマー招待に勝てば、ベン・ホーガンの記録と並ぶことになる。

 ウッズが快進撃を続けるなか、逆にゴルフの神さまに見放されてしまったと思えるのが、ミッシェル・ウィだ。

 久しぶりに出場したフィールズオープンでは、初日69というスコアを出し、2006年の7月以来初めて70を切り、ようやく復活かと思われたが、2日目に73、そして最終日にはダボ、トリプルと78を叩いて、想定内の? 予選通過者74名中最下位の73位タイ。

「パットは入ってくれないし、ショットをちょっと曲げたら、ひどい所にばかりバウンドしてしまっていた」とかで、調子が悪いだけではなく、完全に運にも見放されてしまっている。もっとも本人は、「確かにもっと上達しなければならないところはいっぱいあるけれど、良いショットも沢山あり、まずまずのプレーができたと感じている」と、あくまでポジティブ。

 ただ、この試合はウィにとっては重要な試合だったのだ。というのも、プロ宣言をしたとはいえ、シードを持っていないウィにとっては、スポンサー招待が頼みの綱。昨年7月末のエビアンマスターズ以来の予選を通過したとはいえ、ボロボロの成績では、招待が受けられなくなる可能性も十分にあるからだ。

 実際、昨年途中棄権をしたギントリビュートでは、ホスト役のアニカ・ソレンスタムが「今年は彼女を招待するかどうかわからない」と語っているのだ。

 だからこそ、ウィは、生まれ育ったハワイの慣れ親しんだコースでの試合を今年の第1戦に選んでいたのだ。そのウィも今回の成績で今年出場できる試合数が、大きく減ってしまったといえるのかもしれない。

 男のウッズが連勝を重ねる中で、ウィは試合にも出場できなくなるというのだから、やっぱりゴルフの神さまは女神だったということか?

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