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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 4/17号
2007/4/5更新
フェースの溝に続き、来年改定予定の
ルールでウェート調整問題が浮上

 飛距離の次は、やさしさまで奪われてしまうのだろうか? 先頃、R&Aから緊急発表と題してリリースされたのは、ゴルフクラブに関する新たなルールの提案。2008年規則改正を間近に控えたこの時期、気になるその内容とは。

 スプリング効果、クラブレングス、ヘッド容積など、クラブの進化による飛びすぎにはルールで歯止めがかけられた。

 そして、R&AとUSGAの次の狙いは、ボールのコントロール性能、つまりやさしさに制限を加えることではないかといわれている。慣性モーメントの上限を決めた後、槍玉に挙げられるのは重量調整機能ではないかとささやかれていた。

 しかし、R&Aが示したのは180度違う方向性だった。今回の発表の要旨は次のとおり。

「R&A はゴルフ用具製造メーカーにウッドとアイアンの新しい調節特性を認めることになる規則の変更について意見を聞く」

 また、「2008年の規則改正で扱われるために時限を設ける」とあり、≪重量調整機能≫が認められるのはまず間違いない。

 われわれゴルファーにとっては、テーラーメイドの『r7クワッド』が登場して以来、他社からも類似のアイデアを採用したクラブが次々と登場しており、いまさらルールがどうのといわれてもピンと来ないが、実は現行規則には、

「ウッドとアイアンは、重さの調節を除いては、調節できるようにデザインされたものであってはならない」(付属規則II-1-b)という項目がある。

 ここでいう重さの調節とは鉛を貼ったり、ホーゼルやヘッド内部に重量調整剤を入れて純粋に重さだけを調節したりすることを想定しており、今日のように重心位置を自在に調整して球筋まで変えてしまうことは想定されていなかったはずだ。

 だが、最終的にR&Aは、重量調整機能がゴルフのゲーム性をさほど損なうわけではなく、むしろクラブフィッティングの可能性を広げることでゴルファーの利益になると判断した。

「(今回お墨付きを得たことで)今後も独自のリムーバブルウエイトテクノロジーを生かしてゴルファーにベストなものを提供していく」(テーラーメイド)と重量調節機能には今後さらなる進化が期待できそうだ。

 その一方で、今後規制されそうなのはフェースの溝だ。

「一部のクラブフェースの溝のマーキングは、ラフから打ったときのスピン量を明らかに増加させる」(R&A規則・用具ディレクター、デービッド・リックマン氏)

 規制されるのは、溝の断面積と溝のエッジの鋭さで、2010年1月1日以後に製造されるクラブ(ドライビングクラブとパターを除く)から適用される予定で、プロツアーなどでは2009 年から導入される可能性もある。

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