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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 11/21号
2006/11/7更新
ジャンボ、12月14日に坐骨神経痛の手術。
完全復活なるか?

 いよいよジャンボこと、尾崎将司プロが、この12月14日、都内の病院で手術を受けることになった。以前にも、このバック9で紹介した(詳細はこちら)ことがあったが、その手術内容が明らかになってくるとともに、ジャンボの来年にかける意気込みが伝わってきている。ジャンボに再起はあるかを探ってみた。

 尾崎の病名は、腰部脊柱管狭窄症と脊椎分離症。そして脊椎分離症から併発した分離すべり症と診断されている。

 一般には座骨神経痛といわれるものだが、分離症は、10代前半から壮年期にかけて、激しいスポーツを行った人間に多く見られるもので、ある意味では、ジャンボがこれまで、厳しいトレーニングを行っていた証拠。

 脊柱管狭窄症というのは、脊髄や馬尾神経が背骨の中に収められている円筒形の空間が、骨や軟骨、じん帯などの変形によって、神経が圧迫される病気で、数分歩いただけで、痛みが生じるという厄介なものだ。

 治療法には、軽いものであれば、コルセットや安静にした保存療法でも直るが、「座薬や痛み止めが効かない」(ジャンボ尾崎)状況で、針灸から電気治療、神経ブロック剤まで、ありとあらゆる治療を試みたジャンボは「手術などということは絶対にしたくない! 他の方法があればなんでもするつもり」だったが、残された道は、手術しかなかったようだ。

 ただ、手術といっても、その方法にはいろいろある。最も一般的なのは、背中からメスで開いて、椎弓、じん帯、間接突起の一部を取り除いて、神経の圧迫を取り除く方法だ。

 ジャンボ自身も当初は「カットボディ」「今年はカットイヤー」などと語っていたことから、この方法による手術を覚悟していたようだが、最近になってレーザー治療に切り替えたように伝えられている。

 背中を開いての広範囲な椎弓切除手術では、切除部分が安定せず、切除部分に骨盤からの骨の移植を行ったり、あるいは臨床時間を短縮するために、チタンやカーボンを使って、椎骨を保護安定させるのだが、この方法だと、例えばみのもんた氏のように、10日ばかりの入院が余儀なくされる。

 そして、一般的には、2~3カ月すれば、普通に運動できるようになるということなのだが、ジャンボのように、トップ・アスリートであり続けたいと願っている場合には、普通に運動できるようになるだけでは困るのだ。

 その点、レーザー治療は、神経を圧迫している部分を焼き取るもので、[椎間板ヘルニアなどの手術ならば、日帰りで行うことも可能な画期的な治療法」(日本臨床医療レーザー協会)ということで短時間で手術を行え、回復も早い。

 しかし、無理な運動をすれば、脊椎を直し、補強するわけではないので、再発する可能性はある。

 かつて、ジャンボは、自身のホームページで、「今の痛みが、50パーセントくらい治れば、今年のトーナメントでの期待が自分でも出来る。なぜなら同じ場所での球打ち、トレーニングすることには、痛みが少ないから今年は例年よりはるかに練習量も豊富で自信もある」と語っていた。

 つまり、病気を完治させ、引退を考えるよりも、多少の痛みがあっても生涯現役プロにこだわったということのようだ。

 来年1月24日には、60歳、還暦を迎えるジャンボだが、シニアではなく、レギュラーツアーにこだわり、体の健康よりも、現役であることを選ぶ。壮絶な思いがそこにはあるのだろう。

「不死鳥フェニックスは火の中に身を投げて燃やし、そこから再びよみがえると言われている。私もフェニックストーナメントでは3連勝もし、また、プロ初優勝もこのフェニックスである。だから私は不死鳥なのである」とブログで語っていたジャンボ。

「人生最大の危機」を乗り越え、手術を成功させ、来年は、不死鳥のように蘇ってもらいたいものだ。

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