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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 4/19
2005/4/15更新
合格までに100万円はかかるプロテスト
受験費用を支援するNPO法人が現れた
 国内プロテスト受験の受付が男女とも間もなく始まろうとしている(女子は06年度テスト)。ところで、このテストもタダで受験できるわけではない。男子のプレ予選、女子の第一次予選会とも5万円余の受験料を要し、その後も予選会ごとに受験料が必要になる。それ以外にも多額の経費がかかり、収入の少ない研修生にとっては大きな負担になる。そうした受験生を資金面で支援しようというNPO法人が現れた。

 愛知県一宮市にあるNPO法人「イエロー・エンジェル」は、これまでもスポーツ、文化、芸術分野の活動を協力・支援してきた民間非営利組織。ゴルフ関連でも、名商大ゴルフ部のハワイ遠征やハワイ大学ゴルフ部の日本遠征に対して費用を寄付したり、地元・岐阜オープンなどの競技会を協賛している。

 そして、今年から新たに「プロゴルフ受験費用貸付支援」を始めることにした。

「ゴルフに対する夢と才能を持ちながら、資金面で苦労されている人がいるという話を聞いています。男子の場合、プロテストに合格して入会するまで、受験料、入会金を含めると100万円もの経費がかかるそうです。それでプロになってもすぐに稼げるわけではありませんからね。そうした受験生に対し、お金の負担だけでも軽くしてあげたいと今回企画しました」(加藤哲二事務局長)

 貸付支援の内容は、男女ともプロテストの各競技会の前に「受験料および受験経費」として15万円を無担保無利子で貸し付ける。男子はプレ予選から最終プロテストまで4試合受験することになるので、最高で60万円。同じく女子は3試合で最高45万円まで支援する。その返済は来年1月から月3万円ずつとなる。

 この申込み申請には、一次書類審査となる履歴書や作文「プロゴルファーを志す想い」などの書類一式を提出しなければならない。そして、二次面接選考のうえ男女合計10人までに支援を行う。

 締め切りは4月20日だが、3月末現在、正式な申請はまだ届いていないそうだ。

「今回は公知期間がとても短かったので、ゴルフ関係者にも余り知られていないんです。それで、中部地区の約60コースに直接ご案内しました。受験費用に苦労している研修生にお知らせくださいって。ところが、『こんなウマい話、ウソでしょ』と信じてもらえなくて……」と加藤事務局長は頭を痛めている。

 しかし、このNPO法人の母体は上場カレーチェーンの壱番屋(店名:CoCo壱番屋)。日本全国に現在1010店舗を展開。昨年は中国・上海にも出店し、話題となった企業だ。

 その創業者の宗次德二氏が同社の経営を退いた後、社会貢献を目的に自ら理事長となって活動しているのが、このNPO法人である。「余り言うと本人に叱られるんですが、息子の弘章が昨年、プロテストに合格しまして……。その関係で周囲には受験費用に苦労する若者がいるとの話を耳にしたもので、それで今年1月から慌てて準備を始めたわけです」(宗次理事長)

 宗次理事長と夫人の直美氏(壱番屋会長)は弘章プロを通してゴルフの面白さを知り、自分たちも始めるとともに社員にも勧め、会社の隣に練習場を設置すると社員だけでなく周囲住民にも開放している。

「ゴルフにはいろいろお世話になっていますから、多少なりとも恩返しになればと思っています。せっかく若い方がゴルフに夢を持ち、励んでいるんですからね」(宗次理事長)

 支援を仰ぎたい受験予定者はNPO法人「イエロー・エンジェル」まで問い合わせを。

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