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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 4/5
2005/3/30更新
パターもショップでフィティングする時代
キャロウェイ、マルマンの販売システムが好評
 ゴルフクラブを選ぶ際、サイエンスアイやデジタルインパクトワールド、ピタゴラスなどの診断システムによるフィッティングが当たり前になっている一方で、パターに関しては、いまだに自分のフィーリングだけを頼りに選んでいるのが現状だ。しかしここ最近、パターもフィッティングしてから選ぼうという動きが出始めている。

 パターのフィッティングでいえば、スコッティ・キャメロンが有名だ。キャメロンのスタジオでは、インパクト後にボールが接地するまでの距離、そこからの転がり、フェースの動き等を測定して、カスタムフィッティングを行っている。米PGAツアーのトッププロ達が足繁く通うキャメロン・スタジオは、残念ながら一般には開放されていない。

 6台のカメラでヘッドの動き方やボールの転がりを解析するパター用シーパスを開発やフィッティングに生かしているのはキャロウェイ。集積されたデータを元に開発されたのが、2ボールパターや、ホワイトホット、DFX、ホワイトスチールの3種類のフェースインサートだ。またフィッティングは、ストロークや転がりをクラブスペシャリストの目でチェックする方法で行っている。

 一方、マルマンのフィッティングシステム「パットマスター」は、スペシャリストに頼らず、自己判断も可能という点で画期的といえる。簡単にいえば、2メートル前方のターゲットから照射されるレーザー光線を構えたパターのフェースに反射させ、目標とフェースの向きのずれを測定するもので、レーザーの赤いポイントで向きが示されるため一目瞭然。あとはフィッティング専用パターを調整しながら、フェースが目標を向く長さとライ角を見つけていく。

「パターのフィッティング自体いままでなかったものだけに、スタートした時点ではモノになるかどうかも分からなかった。しかし、数千名単位のデータを集めていくうちに、これはいけると思いました。実際、ターゲットに真っすぐ構えていないゴルファーが8割もいたからです。しかも、ほとんどの人が市販されているどのパターのスペックでも合わないということが分かりました」(クラブ開発課/本橋本信氏)

 自分の感覚とターゲットがあまりにずれていることに絶句する人も多い。目で見て結果が明らかなだけに、自分のアドレスが正しいと思い込んでいた人や、プロが使っているという理由でパターを選んでいた人ほど、効果は大きいそうだ。

「全体的にパターの売り上げが落ちている中で新しい販売の切り口が必要。ウッドやアイアンと比べて、いまだにあいまいなパターの選び方を科学的に明快なものにすれば、従来パターをあまり買い替えなかった層を掘り起こせるし、ショップにとっての差別化にもなる」(本橋氏)というのが狙い。

 「パットマスター」を導入したモリタゴルフ鹿児島店では、まずマルマンのマジェスティのオーナーに限定してDMを発送したところ、1カ月で38人が来店し、そのうち10人が新しいパターを購入したという。

「ほとんどの方はライ角がアップライトすぎるようです。完全にトウが浮いて、レーザーポインターが的を大きく外れて左上を指してしまいます。調整用のパターを使って3、4回調整を繰り返すと光が目標にぴたりと合うようになります。フィッティングさえ受けていただけば、9割くらいは販売につながるのでは」(福永雅彦マネージャー)と期待を寄せる。ちなみに同店では、独自に市販されている全モデルのスペックを調べ、フィッティングを受けた人に最適なパターを提示できるよう準備を整えている。

 マルマンでは、「パットマスター」の開発に合わせて3種類のライ角が選べるエクシムパター3タイプと、60度から78度まで1度ピッチ、長さも31から37まで0・25インチピッチでオーダーできるマジェスティパターを発売した。

「パットマスター」は現在プロショップを中心とする70店舗あまりに納入されているが、今後大型チェーン店での導入が進めば、同社のみならず、パター市場全体の救世主となるかもしれない。

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