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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 5/7・14号
2002年更新
実力者が上位に並んだ今年のマスターズ
2連覇達成のT・ウッズ、優勝直後の声
 ビッグネームが優勝争いに絡む稀に見る白熱した展開となった今年のマスターズ。そんな中、やっぱり最後に勝ったのは大本命のタイガー・ウッズ。3日目に首位に並び、最終日は横綱ゴルフを展開、追いすがる上位陣プロらを振り切って2連覇を遂げたタイガーの表彰式直後のインタビューを紹介しよう。

------マスターズ2連覇、そして3度目の優勝の感想は?

「とてもタフな一日でした。コースが難しく、ビジェイ(シン)とフィル(ミケルソン)が前にいたので辛抱強いプレーをしようと心がけていました」

------これでマスターズ優勝回数であなたの上をいくのはニクラスとパーマーだけになりましたが、まだまだ勝てるのでは?

「自分の名前が2人の偉大な選手の次にあるというのは気分がいいですね。僕はいつもマスターズに勝てるレベルにはいると思っています。ただ、本当に優勝するには運も必要です。確かに今週の僕はショットもパットもよかったですが、運もよかったと思っています。いいパーをいくつも拾いましたから」

------今週よかった点は?

「パットです。パットはここ数試合ずっとよかったです」

------最終日は、他の選手がもっと追い上げてくると思っていたのでは?

「上位選手が単にスコアを崩していったように思われるかもしれませんが、ビジェイも10アンダーまでいってましたから、そこからいつ抜け出してもおかしくありませんでした。リードしているときに、とくにバックナインでミスをするとすぐにやられてしまいます。スコアほどは差がなかったと思います」

------すでに2度勝っていることは自信になっていた?

「それは大きいですね。たとえ今日負けたとしても来年また出場できますから(笑)。勝っているから自信につながることもありますが、反対にここで勝つことの難しさも知っていることになります」

------97年の優勝のときに比べ今回の優勝は技術面と精神面の占める割合に変化はあった?

「最初に勝ったときよりは精神的な面をより試されているような気がしました。オーガスタというコースはいつも特別な精神的な心構えを求めてきます。距離も長くなりましたし、同じグリーンに対し、いろいろなショットが要求されます。しかも今日(最終日)のように地面が湿っているとライもいろいろですし、その分頭を使います」

------道具もずいぶん進化したと思いますが、ご自身では何か変えた部分、変わった部分は?

「正直97年当時よりも飛距離は落としています。ボールをコントロールしたいからです。今でも同じくらい飛ばせますが、あえて飛ばさないようにしています。変わったことといえばボールですね。風の中でのコントロールが随分よくなっています。最近のクラブの進化の恩恵をあまり受けようとしてません。いまだに43.5インチのスチールシャフトですから」

------昨年はマスターズ終了後、寝込んでしまったようですが、今年はどうですか。

「とても疲れました。とくに3日目に13時間以上もかけて26ホールプレーしたのは効きました。ヘトヘトです。」

------次は全米オープンですが、会場のべスページについては?

「実はあまりよく知らないのです。早めに現地入りします」

*

 プライベートでも新しい恋人ができ、マスターズに同伴したタイガー。公私ともに充実し、ますます強くなりそうだ。

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