HC取得にメールアドレスは必要か?イングランドで議論に
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/10/13号
2020/10/19更新

HC取得にメールアドレスは必要か?
イングランドで議論に

 イングランドではEメールのアドレスを登録しないとオフィシャルハンディキャップ(HC)が取得できなくなる? というお話。

 イングランドゴルフ協会では、この11月からメールアドレスを含めた個人情報を登録しないとワールドハンディキャップシステム(WHS)のインデックスを取得・更新できなくなるとアナウンス。これがちょっとした論議を呼んでいるのだ。

 個人情報の漏洩の危惧はもちろん、たとえばネットへのアクセスを禁止している親を持つジュニアゴルファーがHCを取得できなくなるのではないかといった不安の声が上がっている。上段の記事で紹介したように、イングランドでもジュニアゴルファーが増加している、いわば〝好機〟に、あえて逆行するともいえるシステム改訂。

 同協会の広報官は「メールアドレスを持っていないジュニアに関しては、両親や保護者のアドレスを使用できるようにするうえ、個人情報については、EUのデータ情報保護規則に完全にのっとって管理される」としている。11月のWHSの導入にあたって、個人の特定とHCの記録の重複を避け、WHSの〝品質維持〟するため、メールアドレスを含めた個人情報が必要だということなのだが、実際にはHCの計算を行っているソフトウェア会社がメールアドレスなどの個人情報の提出を同ゴルフ協会に義務づけていることが、ことの発端のようだ。

 今更、メールアドレスくらいと思えなくもないが、個人情報に対する敏感さが日本とは違っているのかもしれない。

  
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